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プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略

ここ数年のあいだ、自分はこう生きようと考えていました。
・嫌なことはやめる
・できそうなことを伸ばす

できそうなことを伸ばすというのは、私にとって自分の成長を感じられることが生きがいだからです。

そ私の生きがいに当たる部分は、他の人だったら、子育て・家族のために何かをすること・仕事で成果を上げるといったことも当てはまると思います。

ところで、ここ最近の社会の変化について考えてみます。

2010年、私が東京から山梨の実家に帰ってきたころは、まだ以下のような価値観を重く受け止めている人が社会で大多数だったように感じます。

・高学歴
・高収入
・安定した生活
・賃貸じゃない家に住む
・適齢期で結婚して子供をもつ

そして2011年に東日本大震災が起きた年、この頃にちょうどスマートフォンが多くの人に普及しはじめてSNSの利用者も大きく増えました。

大きな災害と、テクノロジーがより飛躍する時が重なったことで、より大きく社会は変化しました。

そこから10年、「多様性」という言葉をよく耳にするようになりました。

社会においてマイノリティとされてきた人に対してもスポットが当たる機会が増えて、多様な生き方に対して寛容的な人はとても増えた印象があります。

私みたいな人間が今生きやすいと感じられるのも、時代のおかげと思っています。

とは言え、まだ既存の価値観が大きく壊されたというわけでもなく、変化の早い人や早い業界から徐々に変わっていっているという感じですね。

この本は、まだ既存の社会的価値感に苦しんでいる人に、ぜひ読んでほしい本だと思います。

「そもそも「あきらめる」というフレーズに、みなさんはどんな印象を持っているでしょうか。 まあ、なんとなく一般的には「我慢」「負け」「後退」のようなネガティブイメージがついている人がほとんどだと思います。 でも僕の言う「あきらめる」は、どちらかというと「諦念」に近い感覚。諦念をググると「道理を悟る心、真理を傍観する心」と出てきます。 つまり、僕の言う「あきらめる」というのは、自分の人生の傍観者になること。 「もっとラクに生きてぇ~」「もうちょい好きなように生きてぇ~」というときに、客観視していかにうまく自分をあきらめられるかどうかで、これからの人生がすごくしんどいものになったり、意外と軽いものになったりするんです。 (本文より)

この本を読んで、自分がやっていた「嫌なことをやめる」という行為は、自分にとっての「適切な諦め」だったんだなと思いました。

それが、今まで気づいていなかった自分の価値を伸ばすことにもつながっていきます。

ポジティブなあきらめについて、気になる方はぜひ読んでみてください。

音声配信もしています。


いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。