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ユニバーサルカラーデザイン「高齢者の見え方の特徴」について(色彩検定UC級)

色彩検定UC級の過去問を解きながら、カラーユニバーサルデザインの勉強をしました。歳を重ねることで、どのように見え方が変化するのか理解を深めることができました。

歳を重ねることによる視機能低下の種類

歳を重ねることで低下する主な視機能は下記のようなものだと学びました。

加齢による視機能低下
・水晶体の硬化
・水晶体の透過率の低下
・焦点調節機能の低下
・瞳孔径の縮小
・網膜感度の低下
・視神経の減少

このような視機能の低下により、歳をとると、視力の低下や老眼、色を見分ける感度の低下が起こるそうです。

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株式会社イナミ「眼の構造を覚えよう!」より
(https://inami.co.jp/inamaga/detail/?contents_type=461&id=1576)

高齢者の見え方の特徴

「色彩検定® 公式テキスト UC級」をもとに、高齢者の見え方の様々な変化の種類ごとに、特徴をまとめました。

見え方

まとめ

歳を重ねることで、視機能は様々な変化をすることを知りました。UC級で学ぶ前は、視機能の変化といえば近くの物が見えづらくなる老眼くらいしかイメージしていませんでした。しかし、老眼以外にも、暗い場所で物が見えづらくなること、青系の色が判別しづらくなることも知りました。

また、「高齢者の見え方の特徴まとめ」からもわかるように、多くの人が白内障や緑内障、加齢黄斑変性などを発症することも学びました。

このように、誰もが見やすいユニバーサルカラーデザインは、色覚異常がある人のために限らず、歳を重ねた自分のためになるデザインだと思います。様々な見え方の人にとって、ストレスがない色使い、デザインが出来るように、知識・経験を積んでいきたいなと思います。

参考

▼色の見え方の仕組み、色覚の種類・特徴について

▼UC級テキスト

▼UC級問題集