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【風呂酒日和24-1】 梅の湯(うめのゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


神保町駅から徒歩1分。
靖国通りと専大通りのぶつかったところで曲がり、少し歩くと大きなビルがある。細い曲がり道のところにハンバーガーとクラフトビールの店の看板が出ている。
クラフトビール...。
よだれを垂らしそうな顔で数秒見つめる。
違った違った。
可愛いロゴにも目を惹かれたが、その曲がり角を覗くと銭湯の入口が見えた。
こんなに都会の大通りの近くに銭湯があるとはと思いながら道を曲がる。
大きなビルの一階部分にかけられたのれんをくぐり中へ。


靴をしまい、中に入ると右手にこじんまりとした受付が。
ちょっと若めのおじさんが座っている。
手ぬぐいは販売で1枚100円。
入浴料と共に支払い、脱衣室へ。

脱衣室もなかなかコンパクトなタイプ。
L字のようになっていて、ロッカー、洗面台、ドライヤーをかけるカウンター、トイレ。最低限のものがきゅっと収まっているという感じだ。

狭いながらも、時間も早かったせいかそこまで混雑しておらず悠々と身支度をする。
お風呂を上がったであろうおばちゃんが「あ〜あっついあっつい。」と
盛大な独り言をこぼしていた。
私が服を脱いで浴室に向かうまでに4回は聞いただろうか。
そ、そんなに熱いのだろうか...。

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