見出し画像

携帯の電源を切ってラブホテルでハッピーバースデー

ちょっと前に友達が誕生日だった。

一緒にシェアハウスに住んでいたこともあるその子とは、お互いハウスを出たあとも引っ越し先が近くだったこともあり、よく遊びに出かけたり飲みに行ったり、お互いの家に泊まってシェアハウス時代のようにダラダラと映画を見たりなんてしていたのだが、1年ほど前から彼女は恋人と同棲を始めた。

今までは夕方頃に「今日仕事終わりに銭湯行かない?」とか「夜飲もうよ」なんて連絡を取り合い即座に予定を決めて気軽に会っていたのだが、誰かと暮らしているとなるとなかなかそうもいかない。
彼氏さんは特に束縛が激しいタイプというわけでもなかったのだが、終業時間が早い仕事なのと料理が得意だったため、ほぼ毎日彼が料理を作って友人の帰りを待つというのがお決まりのパターンのようだった。

そういうこともあって友人は「ごめん、今日はもうご飯作ってくれてると思うから無理だ〜」となったり、お家が好きであまり出歩かない彼に気を遣ってか彼女自身の外出の回数も少なくなったようだった。

とはいえ、今まで気兼ねなく自分の好きに行動できていた生活が変わると、それを強要されているわけでもないのになんとなくストレスに感じることもあるし、好きで付き合って一緒に暮らしていてもちょっと息抜きというか、羽を伸ばしたい日もあるようで。

ここから先は

1,900字

サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨