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ヒラエスさん
2019年6月7日 17:06
前長期滞在したホステルに予約無しで向かったがスタッフのおばちゃんは僕を覚えており、今回は3日滞在することを伝える。booking.comで予約しなおせば安くするよと言うのでお言葉に甘えた。今回ビシュケクに戻ったのはタジキスタンビザを取る為だ。全く連絡をくれないキルギス人を待つより幾分生産的である。翌日タジキスタンビザを取りに大使館に向かうと、嘘みたいに簡単にビザが取れた。ネットの情報では3日後な
2019年5月22日 23:55
ビシュケクでの無為な日々もまた一興であったが、いい加減重い腰を上げようと街を移動することにした。目指す先はカラコル。琵琶湖の9倍の大きさのイシク・クル湖を超えた先にある田舎町だ。ビシュケクのホステルでは番組制作をしているというタジキスタン人のカメラマンとディレクターの二人組と仲良くなり、毎晩夕食を一緒に食べていた。狭いバスでは大量の荷物が迷惑になると踏んで、5日間過ごしたホステルを出てすぐにタ
2019年5月9日 02:27
前回はこちら寺には独特のサイクルがある。ここでは朝夕の念仏はもちろん、朝10時と夕方4時の食事の時間、就寝時間、洗濯の日、週に一度のサウナ日。毎日、毎週、変わらないリズムで時間が進み、その中で生きている。そんな中でも小さなイベントはあるもので、休日になると新しいお客さんが来ることもある。その中の一人、ニマはロシアのアルタイ出身の13歳で、定期的にこの妙法寺に来ているそうだ。アルタイはカザフ
2019年4月24日 15:18
ビシュケク郊外の山中で修行しているロシア人仏教徒が居るらしい。興味ある?とアイシャンに聞かれて生返事をしていたらその夜には寺に放り出されていた。その日はアイシャンの仕事に付き合わされ、国の施設やらなんやらを回って夕方になった。養蜂の家の息子(同い年)が居たから昨日の話の続きだろうな。ロシア人のアレだけど明日じゃ駄目か、と念押ししていたのにも関わらず、夕方の家でパーティの残り物を食べていると
2019年4月21日 23:33
雪の街を橙色の太陽が照らす。一晩と少しで横断出来るとはキルギスタンは小さな国である。バンに揺られていると、アイシャンの家に着いた。眠そうな顔で14歳の方の娘さんが出迎えてくれる。すでにアイシャンは娘達に自分の事を話していた様だが、彼女は恥ずかしそうにしていた。アイシャンの家は郊外の大きなアパートの一室で、リビングと寝室、キッチンの2DKの部屋である。玄関は二重扉になっており、寒い地方特有のア
2019年4月20日 13:51
明日の国境越えが不安で眠れなかった。なんとか眠ったが、それでも2時間程度。起きたのは朝8時(ウイグル時間では6時)で、スタッフの誰も起きていなかった。時間がない上シャワールームはほぼ外で寒く、1日くらい良いだろうとシャワーは浴びなかった。昨日の分の宿泊費を渡していないのでスタッフが起きてくるまで待つことにする。このホステルには黒猫とまだら猫が半野良で居座っており、黒の方は人懐っこい。リビン
2019年4月16日 23:36
カシュガルに着いて驚いた。ここはまごうことなきイスラムではないか。ホステルの前には月のモチーフの建物。見るからにモスクである。イスラムらしく羊肉をよく食べ、街のあちこちで羊の串焼きを焼いていた。その台も金属細工で飾られていて、トルコで見た景色によく似ている。ウイグル人は彫りが深く、髪も東アジア人より黒い。ロシア帽の様な帽子を被り、中国語とは違うウイグル語を話す。ここは、どう見ても中国では
2019年4月14日 22:54
朝になると車窓の風景が黄色に変わっていた。中国でも田舎の方にやってきた。この辺は黄土というか、とにかく土の色から違い、川も家も黄色い。しばらくするとまた風景が変わる。雪が降っていた。中国では降水量自体は少ないので日本の高山や新潟のように積もることはないが、元々の寒さで雪がいつまでも残っている。小学校の同級生で中国人の友人がおり、彼は寒い地方の田舎出身だと言っていたので、彼はこんな土地で生
2019年4月13日 18:30
大陸を移動したいと思い、中国からユーラシアに入る旅にした。中国、上海へは大阪から出るフェリーで2日間。瀬戸内海を通って九州の北を進み上海へ。とりあえず1日目は日本国内なので旅の感慨もなかったが、翌日の朝から外洋に出て、日本から離れていく。九州、五島列島を離れると携帯も圏外になり、いよいよ暇になってしまった。3階フロアのロビーではBS1を放送しており多少の暇を潰せたが、それもやがて映らなくなっ