ショッピングモールを歩いて

本屋さんで雑誌を買って

サーティワンで誕生日月だからアイスを無料で貰って

車の中で食べることに。

娘は別のお店で買った

豆乳と苺のジェラートのシェイクを飲む。

車に乗って直ぐ

ミラー越しに映った高齢者のご夫婦を見付けた。

何だか二人でウロウロしてる。

あぁ。。

広い駐車場で車を見失ったんだ。

何度もミラーでチラチラ見てみると

二人であっちこっちと歩いて探してる。

困ったなぁ。。

大丈夫かなぁ。。

何か手伝えることはないかと考えたけど

二人がどこの入り口からショッピングモールに入ったとか

車を降りた時に見えたものとか

手がかりがないと見付けられない。

こればっかりは店舗のインフォメーションセンターとか行っても無理かも。

今度は車の前方に歩いてきて

お婆さんは右の方へふらふら。

おじいさんは左へふらふら。

あんまり離れると今度は二人が離れ離れになるのに。。

アイスの味なんて分からない。

ただただ二人を目で追いながら

いったいどこに置いたんだろう。。

気になるけどどうにもしてあげられない。

本屋さんに勤めていた頃

そんな様子の人によく声を掛けて

エレベーターを探してるとか

自転車の鍵を落としたとか

色々な人がいて一緒に探したりついて行ってあげたりした。

一度はお婆さんにおトイレを案内して仕事場に戻ったら

カウンターの周りをウロウロするお爺さんを見付けて

もしかしてと声を掛けたら

やっぱりさっきおトイレを案内してあげたお婆さんのご主人で

今度はそのお爺さんをお婆さんの元へ案内してあげた。

お年寄りって些細なことで大切なものを見失う。

今回もきっと何気なく車を停めて分からなくなっちゃったんだろうな。。

しかも二人ともどこに置いたか分からなくなってしまった。

あぁあ。。

何かしてあげられたら。

でもどうにもならない。

結局

遠くまで歩いて行って、また戻って来た二人を

少し離れた車の中から見ながら

後ろ髪を引かれる思いで帰って来た。

あぁあ。。

もう見付かったかなぁ。。

2時間くらい経ったから、さすがに見付かったかな。

結構日差しが強かったけど。

熱中症とか大丈夫かな。。

あぁあ。。

やっぱり声掛ければ良かったかな。

何も力になれなくても

こんなに気になるなら

声掛ければ良かった。