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知らなかった!マイクロマネジメント

ライターの依頼仕事ではなかなか書かないような記事内容なので書こうかどうか考えてましたが、NOTEなら載せてみようかと思い立って書いてみました。いろいろな気になることを記事にしているので、今回もよろしければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


「マネジメントが出来る人」と聞くとなんだか優秀な人の様な気がしませんか。でも、マイクロマネジメントは別もので悪い方向になることがほとんどです。

「あなたの成長とやる気をなくさせたのも、出社拒否、引きこもりなどの原因となっているのも、これかもしれません。」

厳しい父、口うるさい母、社長の言葉、上司の言葉、先輩など、意見を求めていなくても色々と細かく指示された経験はありませんか。

ネチネチと言ってくる人や、高圧的に怒鳴る人もいますが、普通の会話の時でもこと細かく干渉してきます。これを何度か受けていると、大切な事でも、どうしても言わなければならないことでも、「言ったらなんて言われるだろう」と思ってしまって、心が重くなり憂鬱になってしまいます。

これらの細かい干渉は言っている本人も自覚のない行動だったりするのが、マイクロマネジメントです。さらに指示を受けている方も、普通はマイクロマネジメントだとは思っていません。

マイクロマネジメントとは、ビジネス用語です。

上司が部下に対して、過干渉(カカンショウ)する意味ですが過干渉とは心配性や失敗を過度に恐れることで、上司が自分の成功体験などを元に部下が失敗を起こさないように事細かく指示を出してくることです。
これは家庭でも同じで、親が子供に対して行う事細かい指示で干渉してくるのも、失敗や親の心配性から出てくるマイクロマネジメントです。
つまり事細かく指示されることは、あなたを信用していないということにほかありません。

なぜ会社に行きたくなかったのか、仕事を憂鬱に思ってしまうのか。
なぜ家庭がいづらいのか、なぜ父親が嫌いなのか、なぜ母親が嫌いなのか、その理由の一つがこれです。

絶対的権力のような力でマイクロマネジメントされているのではないですか。逃げ場が無いような状況になっている気がしていませんか。
親から決めつけられた指示を強制されてませんか。

でも安心してください。人は自分に起きていることの正体を知ってしまうと、解決策や答えを出せる生き物なのです。

マイクロマネジメントがなぜ行われるのかの理由

自分の意見や考え方は正しい、だが周りを見ていると任せておけるだけの信頼を持つことが出来ない。だから私は熱意をもって貢献していると思っています。行っている者は不安を解消しているとも気づかず善意で行動していると思っているので悪いことだとは思ってはいないから、自然とパワハラ、モラハラに近い高圧的なマイクロマネジメントが行われているのです。

家庭では「私があなたの事を一番心配している」という親が抱く不安と心配から、これが愛情だとして事細かに干渉してくる。あなたの為を思ってやっている親からすれば愛情と親切心です。受けている子供からすれば、大きなお節介なのが、マイクロマネジメントです。

私がマイクロマネジメントをまとめた言葉で表現するのならば

「とんでもなく、ガチガチのしつこい親切の押し売り」か
または「高圧的なおせっかい」となると思います。

「過干渉」マイクロマネジメントの正体が分かってきましたか。
このままほっておくと、あなたの人生に間違いなく悪影響があるので
考えてみるのもいいと思います。

では正体を知るためにマイクロマネジメントとはどんなことなのかを説明します。
箇条書きで読みづらいかもしれませんし、仕事の資料のように思うかもしれませんが、さらっと目を通して頂けると最後の解決策も分かりやすいと思っています。


会社でのマイクロマネジメント

以下の様な人がいる職場は日常的に起こっています。
マイクロマネジメントをしてしまう人の特徴と考え方
特徴
①こうあるべきとこだわりが強い人
②完全主義の人
③仕事を任せておくことが不安に思っている人
④自分の仕事の進め方に自信を持っている人
⑤心配性の人
⑥自分がリーダーだと思っている人
⑦面倒見の良い上司、先輩として評価されたい人

考え方
①全体を把握したい
②逐一報告を受けていたい
③何にでも口を出したい
④ミスは許せないので追求したい
⑤自分が思う未来に起こる心配事に確信を持っている
⑥自分が一番物事をわかっている

会社の立場上で行ってしまうマイクロマネジメント
・仕事の状況にしか関心を持っていない
・部下のミスによって自身が責任を問われかねない位置にいる
・管理教育ができていないと上層部から指摘されやすい部署にいる
・プライドが高く自己顕示欲が強くて自分が指導したから成功したと周囲に示したい
・管理職として自分の地位を高めたい
・経営幹部に報告をしなければならない中間管理職
・小規模中小企業の社長と親族

干渉対象と具体例
・服装、持ち物、髪型、姿勢などへ通常以上の細かく指摘をする
・作成した書類に対して確認してミスを細かく指摘する
・打合せ、会議、通常業務での様子や意見に対して細かく指摘する
・仕事内容について細かく確認指摘する(書類、メールの文章など)
・業務の進捗と今後の流れについて細かく現状報告を求める(テレワーク環境でも同じ)
・テレワーク中はWEBシステムカメラを作動させて監視する
・現在どこで何をしているか詳細に報告連絡を求める
・何にでもつねに事細かく口をはさんで指摘をしてくる
・提案や仕事進行中の報告に対して、くつがえすことのできない権力的意見で遂行を指示してくる


家庭でのマイクロマネジメント

マイクロマネジメントをしてしまう人の特徴と考え方
特徴
①こうあるべきとこだわりが強い人
②完全主義の人
③自分に自信を持っている人
④心配性の人
⑤愛情深いと思っている人
⑥子供にしか愛情を注げない人
⑦過去に失敗を経験した人
⑧親から同じ過干渉を受けていた人
⑨オレオレタイプで攻撃的な人
⑩我慢ができない短気な人
考え方
①小さいときと同じように甘えてほしい
②逐一報告を受けたい
③何でも話し合いたい
④子供が自分の思った通りに動かない
⑤自分が思う未来に起こる心配事に子供が気付かないのでストレスになっている
⑥親として厳しくするのが躾(しつけ)と思っている

干渉対象と具体例
・服装、持ち物、髪型、姿勢などへ細かく指摘をする
・帰宅時間を細かく指摘する
・友達を親が選別して細かく関係を指摘する
・勉強、進学、進路、就職先を細かく指定してくる
・生活態度全般
・食事のマナー
・学校の成績にしか興味がない

どうでしたか、普段あたり前のように身の回りにあることではなかったですか。
そうです、このあたりまえを高圧的や優位的地位を利用して、いかにもあなたの為に言っているのだから、「きちんと私の言うことを聞きなさい」とプレッシャーをかけてくる。こちらの考え、心を無視した過干渉が、マイクロマネジメントです。


ここからは

マイクロマネジメントの対処方法です。

・マイクロマネジメントを受けている人への影響
・マイクロマネジメントを自分がしていると自覚した時の対処方法
・マネジメントをされているかもと自覚した人の今後の対処方法
・パパママのマイクロマネジメントを止める子育て方法


 マイクロマネジメントを受けた人への影響

・何をやっても注意されるのでやる気をなくします。
・同じく何をやるにしても注意されると思うと出来なくなる。
・指摘だけでなく否定も多くあるので、自分から考えることを止めてしまう。
・指示されるならと、わからない事を初めから聞きに行くと「そんなことは自分で考えろ」と教えてくれないが、あとでとんでもなく指摘されるのでどうしていいのかわからなくなる。
・思考停止になり、指示されないと仕事が出来なくなる。
・しつこい指示ばかりで精神的にウツになってしまう。
・逃げ場のない状態だと思いこまされる。
・家庭では聞き分けのいい子ができあがる。
・積極的に行動できなくなり社会生活で置き去りになっていく。
・親の真似をするようになり最終的にはモラハラ的になってしまう。

※モラハラ=モラルハラスメント
(倫理や道徳に反したいじめや嫌がらせで、言動や態度などによっ
て相手に精神的苦痛を与えること、陰湿ないじめや嫌がらせなどの精神
面で相手を追い詰める行為)

自分が持っているマイルールや世間一般の日本国内での常識は、他から見ればかなり非常識な部分があり、日本の常識から他を見ると、これもまた非常識なことがたくさんあります。
つまり色々と言ってくる人は、残念ながら小さな範囲にしか目が届かない人なのです。
例えば、日本の各地方での冠婚葬祭の違いや、海外の日常習慣の違いに文句は言うが、ほめたりはしないでしょう。
人間関係で一番大切なことは、自分が優位に立つことではなく、相手が幸せに思える様に行動することこそが大切なことだとはわかっていても、マイクロマネジメントを受けた人は、まずは自分を守ることすら出来なくなってしまっていて、最後には逃げ場を失ってしまっている状態になっています。


マイクロマネジメントを自分がしていると自覚した時の対処方法

自分がマイクロマネジメントをしてしまっていると気が付いたのであれば、仕事上でも家庭でも相手の話を最初から最後まで聴くことです。
話を聞いていて途中で解決策が浮かんでも、その場で言ってはいけません。「ちょっと待って」と言ってメモしておきましょう。
そして、また話を聴くことに専念してください。
最後まで話を聴いたあとで、先ほど自分が考えた解決策をみて正しければ話してもかまいませんが、違っていたら新しい考えをするのではなく
相手のやり方に任せるのと、援助するからと相手を立てましょう。

マネジメントをされているかもと自覚した人の今後の対処方法

色々とマイクロマネジメントの対策を調べると、マイクロマネジメントをしている人に、合わせるような答えが出てきます。
でもそんなことでは解決なんてしません。答えは「逃げるは恥だが役に立つ」が正解です。
率直に言うと、自殺をしようと思うのも、後々人から色々と言われるかもしれないから、言われないように死んでしまおうとか、どこかに行っても同じことが起きるのではないかとの不安から、最終手段を選ぶのでしょう。でも考えて下さいね、人からの影響を受けて自分の心と身体をこの世からなくすのは、正しく歩道を歩いていて暴走した車にはねられるのと同じではないかと、私は思うのです。
だって自分は悪くはないですよね。だったら自分の心と身体が守れる様にしましょう。個人的な感想ですが「たいへんお世話になりましたが、退職をいたします」と言った時には、すべてのしがらみがなくなって、最強になった気分で何も怖くなくなる瞬間がありました。
今後の対処として、マイクロマネジメントを受けないとは限りませんが
東京、大阪などの都会や北海道、九州、沖縄など環境を大きく変えることと、仕事ではまずハローワークへ行くことで、あの世ではないのが本来の対処方法です。(すいません、この項目は少し話が重くて)


パパママがマイクロマネジメントを止める子育て方法

親は子供に対して心配や不安を抱くのはあたり前です。親自身が初めて親をやっているのですし、子供だって初めて子供をやっているのです。「意味わかりますか」初めてその子の親になってその子の成長を見ているのですから、親は自分の経験がたりません。
でも心配で心配で口出しをしてしまいます。

子供にこんなふうに言っていませんか。
「夜遅くならないように帰ってきなさい」「あんな友達止めなさい」
「時間をまもりなさい」「宿題はやったの」「勉強しなさい」
などなど色々と言っていませんか。
この言葉では、子供に通じません。なぜなら具体的に言っていないからです。

子供にはどんな意味で伝わっていると思いますか。

「夜遅くにならないように帰ってきなさい」の意味は?
親からすれば、夜は非行に走りやすい、繁華街やゲームセンターなどに遅くまでいると危ない。性的被害にあうかもしれないなどの身体的危険を言っていることが多いと思いますが、子供にとっては非行に走る、他人から暴力を受ける、性的被害にあうなどは具体的に想像がでいていないことが多いです。単純に子供は早く寝なさいと育てられた経験から
成長しても子供扱いされていると、感覚的に思ってしまいます。

「あんな友達止めなさい」の意味は?
親から見たら自分の子供にとって友達は素行が悪く見えたので、自分の子供が悪くならないようにの注意ですが、子供の立場からすると、「自分の大切な友達との人間関係と友達の人格否定をされた。自分の信じるものを否定された」となるはずです。

自分が親の立場なら、具体的な心配事の理由を言いましょう。そして子供に必ず、「パパは、(ママは)こう思うけど、(子供)はどう思う」と言いっぱなしではなく聴くことです。
子供に自分の意見を持てるように教育していくことが出来るはずです。

もしこんな記事でも、何かの気付きになり心の負担が取れたのであれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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