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地元富山県のいいところ「三郎丸蒸留所」2020/09/06

先日帰省した際に現在スポンサー支援を頂いているGRN株式会社様の系列会社である若鶴酒造株式会社様へ見学に行ってきました。

(実際に見学している様子)

若鶴酒造は日本酒、ウイスキーを自社で製造しており、今回はウイスキーの蒸留所を見学させて頂きました。
北陸地方唯一のウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」でウイスキーを70年近く造り続けています。

(見学した三郎丸蒸留所の様子)

実際、昨年所属していた企業を退社してプロランナーとして活動しつつ、富山県内の情報を調べるまでは、地元でウイスキーを作っているということは恥ずかしながら知りませんでした、、、

僕の祖父が実家で酒屋を営んでいたこともあり(今は廃業しています)、若鶴酒造の日本酒はよく見かけた記憶があったのですが、ウイスキーについては馴染みがなく、

スポンサーして頂いている企業についてもっと詳しく知らないといけない!

と思い、一般の方々に紛れて見学申し込みをして現地へ。

事前に下調べをしてから見学に行ったのですが、やはり実際に行くと改めて知ることが多く、行ってよかったと思える見学だったと思います。

(とりあえずかたちから入るタイプなので、ウイスキーに関連する書籍を何冊か読みました。知識を少し取り入れて満足してしまうタイプだと自分でも思っています、、、)

若鶴酒造は江戸時代から続いている老舗企業で創業150年を数える富山県を代表する企業のひとつです。
三郎丸蒸留所のウイスキーは近年注目されてはいるのですが、戦後日本酒の原料となる酒米が不足していたことから、それに代わるものがないかと模索していたところ、そのことがきっかけとなりモルト(大麦)が原料であるウイスキーの生産がはじまりました。

(若鶴酒造のお酒、写真中央がウイスキー)

商品のひとつである
「サンシャインウイスキー」は、
当時公募で商品名を募集し、「戦争の中ですべてを失った日本で水と空気と太陽光線からできる蒸留酒によってふたたび日をのぼらせよう」という思いから命名されました。

この三郎丸というのも
人の名前ではなく、地名で、
この若鶴酒造がある地域には「太郎丸」「五郎丸」といった地名も見受けられます。(ラグビーの五郎丸選手とは恐らく関係ないはず、、)

(ヤマハ発動機ジュビロHPより引用)

若鶴酒造の商品名には、地名を用いたものが多く、それらから地域に対する愛着や思いを感じることができます。
僕も富山県に生まれて、地元ならではのものやその土地に対する思い入れがあるので、今回の見学から企業が目指している方向性を自分が体現できるように取り組んでいきたいと改めて感じました。

(ちゃっかり酒蔵の前にて記念写真をする様子)

見学では実際に蒸留所で蒸留を行っている様子を見せて頂いたり、ウイスキーを熟成している樽の様子を見学したり、ウイスキーの製造過程を間近で感じることができました。

(近年はクラウドファンディングの取り組みの一環で樽オーナーにもなれるとのこと)

また蒸留する機械や樽にも若鶴酒造ならではの工夫が凝らされていて、
まずポットスチルと呼ばれる蒸留器は地元富山の高岡銅器を使用しています。高岡銅器はもう400年ほどの歴史があり、その加工技術をポットスチルに応用しています。また合わせて錫も素材に加えていて、より水質をなめらかにするような工夫が凝らされています。

(実際のポットスチルの様子、蒸留している様子はかなりの迫力)

樽についても、取り扱っている商品の一部に、
僕の地元の南砺市産のミズナラの木を加工して樽にし、そこでウイスキーを熟成させているものもあります。この樽ですが、ミズナラを成形するのがかなり難しいため、国内では取り扱っているところが少ないのが現状です。
それでも地元の林業家、大工職人、そして若鶴酒造が共同で地元産の樽を生産しようという取り組みを行っており、ここにも若鶴酒造のものづくりに対するプライドが伺えました。

(南砺市の山々の様子、樽の原料となるミズナラの木が生育している)

もちろん飲料なので、素材のほとんどは水になるのですが、若鶴酒造で作られているお酒は全て日本コカ・コーラ社の「いろはす」の水と同じものから作られています。
「いろはす」は国内の採水地が全部で6箇所あるのですが、そのうちもっとも軟水である富山県砺波市の水を使っています。
砺波市に水を運ぶ庄川の上流を辿れば、僕の実家がある南砺市利賀村があり、まさに地元の素材から商品が作られているということに少なからず感銘を受けました。

ということは、

普段から「いろはす」の水を食事に使っていて、それを食べているのか。。
なんと贅沢、、、
改めて知らないことだらけだな。

と地元の自然のもたらす有り難みをあまり感じずに今まで生きてきたことを実感しました。

(有り難みを感じずに川でアイシングする様子)

今回の見学はどなたでも無料にて体験できます。昨年度は15000人の方々が酒蔵を訪れたそうです。
お酒好きの方には嬉しい試飲もありますし、酒蔵でしか販売していないお酒もあるので興味のある方はぜひ!(宣伝しまくってますがひかないでください泣)
また最近リニューアルしたECサイトもご覧になって頂けたら嬉しいです。お酒に関する記事も公開していますので、読んで頂けるとよりお酒を楽しめるかと思います。

僕も企業や地元の名前をアピールできる選手を目指して引き続き取り組んでいきたいと思います。

(お酒の試飲の様子。僕は酔っ払いました、、)

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