物が多かった頃はもっとイライラしてた
この資本主義社会で生きている限り、物欲は消えそうにない。
ミニマリストに目覚めてかれこれ10年くらい経つ私でも、現代の広告を見れば商品が欲しくなる。
特に最近は、SHEINとか外国のアプリから買えるもの、これオシャレな商品ばかりなのに、安いから目移りしてしまう。
こんなにオシャレなものが、手の届く価格で買える・・・・思わずカートに商品を突っ込み、決済の段階で「あ。だめだ。やめよう」と気づくのだった。
物が多いとイライラする理由
なぜ私が気軽にSHEINで買い物をしないのか。カートの段階で「やっぱりやめよう」と踏みとどまれるのか。
それは、物が増える不便さ、というのをわかっているからだ。
お金が減る
単純に物が増えるということは、お金が減るということと直結する。ものを買えばお金が減る。
ものを買う瞬間、それが届く瞬間などはとてもワクワクするが、その効果が続いたことはあるだろうか?
それよりも、いつの間にか増えたものを眺めながら、「こんなに買っちゃったんだっけ」「今月のカード費、やばい」などと思わないだろうか。
やばい=焦り=イラつきになる。
視覚的にごちゃつく
SHEINなどで見る小物類って、一つ一つはとても可愛いんだけど、いざ家に飾るとごちゃごちゃして見えがち。
ミニマリストがこぞって白系のアイテムを揃えたがる理由は、「視覚ストレス」をなくすため。
脳は真っ白なものを見るよりも、多色なものを見るときのほうが情報処理能力をとても使う。それ=、脳疲れ、となる。
使いこなさなきゃのプレッシャー
物が増えると、「せっかく買ったんだから使いこなさなきゃ」「詰め替えなきゃ」「メンテナンスしなきゃ」「壊れたから買い替えなきゃ」・・・
といった、色々な「しなきゃ」も同時に増える。
これ気にならない人は気にならないが、今の部屋に不満があったり、なんか訳もわからなく疲労していたり、すっきりしないという人は、実はこういう「物」に思考を割いていて、それも無意識に。勝手に脳疲労を起こしている場合がある。
物を少なくするとイライラも減る
物を増やすと・・・・↓
お金が減る=不安からのストレス
視覚的に=無意識な脳疲労
使わなきゃ=プレッシャー=ストレス
物を増やすとこうなるが、逆に物を減らせば、
買わない=お金減らない安心感
視覚的に=スッキリ=無意識に脳疲労減
「〜しなきゃ」になる物がない=プレッシャー・ストレス減
うん。良いことづくめですね!!
特に「〜しなきゃ」というものが減るのはとても効果的。今までどれくらいの「使わなきゃ」「詰め替えなきゃ」「買い足さなきゃ」「直さなきゃ」「綺麗にしなきゃ」・・・・に、振り回されてきたんだろう?
これでは疲れるのも当然だ。
何より、これって「ほぼ無意識下」で脳内処理されているものだから、余計にタチが悪いと思う。
TODOリストに書くほどではないけど、その物を見るたびに「あ、そうだ。やらなきゃなぁ・・面倒だなぁ」と思わされるもの。
なんとなく見ているだけで、疲れるもの。
スマホでニュースやSNSを下に下にスクロールしていくのが、脳に無意識的な疲労を与えるのとほぼ一緒。
さぁ年末に片付けてみよう!
これらのストレスがなくなれば、イライラは減る。
実際に私も、物を減らしてからイライラが減った。これは、実際に減らしてみないと得られない効果だ。
過去は何かと「買わなきゃ」に追われていたし、お金も時間もかかっていた。
お金が減ればその分働かなきゃいけないし、時間が減れば自分のために手をかけてあげることもできない。
心地よくなるために物を買っているはずなのに。。
そもそも、「買うこと」自体が間違っているとしたら?
じゃ、買い物を辞めてみよう。そして、家にある物を減らしていこう。
この年末にちょこっと時間がある方は、もしも来年から運気を変えたい、あわよくば人生を変えたい、と思っているのであれば、ぜひ「物を減らす」にトライしてみて。
物を買うことが当たり前だと思っている人へ
物を買うことは当たり前としなくても大丈夫。
人間はもっともっと少ないもので暮らせるよ。
実際に私は物を減らし、脳疲労を減らし、出費を減らし、労働を減らしています。
18年一緒にいた夫(発達障害/躁鬱/アルコール依存症持ち)と離婚することになりました。離婚して新しい一歩を踏み出すまでを投稿します。