前回、共依存について書きました。

共依存については3年前、夫がアルコール依存症のピークで そのときにネットで初めて見た言葉で、
意味をググると衝撃を受けたことを覚えてます。

まさに自分じゃん、と。

ほんとその通りで、
依存症の夫から離れたいのに戻ってきてしまう。
それとなく正当な理由をつけて。

そのせいで時間もお金もメンタルも、色々なものをすり減らしてきました。

最近思うのは、わたしは夫から離れない限りずっと共依存なんだろうな、ということ。

なんで共依存になるのかっていうと、
「別に夫婦なんだから支え合って当たり前なんじゃないの？」って思わないのかというと、

それはもう支え合いではなく、
お互いの足引っ張り合いだったり、病的なまでに、お互いがお互いに良い影響を与えなくなるからです。

それが共依存…。

引越しすると決めた夫

例の事件（過去記事参照）があったあと、

私が引越して夫から遠ざかるのではなく、夫がこの地域から出てってくれないかな、と思って
そのウマをLINEしました。

夫は躁鬱の躁状態のとき、言うことがバラバラ支離滅裂でした。

この地方から出ると言ったり、やっぱり残ると言ったり。

私が恐れたのは、夫がこの地方に住み続ける以上、また万引きなどの事件を起こされたとき、わたしや私の家族が駆けつける理由になってしまうんではないかなーということと、

過去にも夫とは二度別居する機会があり、（夫に嫌気がさした私が選択したこと）
けれどいざ別居してみると、夫は寂しいとか理由つけて、自転車で1時間もかかる私のアパートに毎日来たりしました。

そのときは私も共依存だったので、受け入れてしまい、そのまま結局夫が住みつき、また同居みたいなことになりました。

結局こうやって、近場にいると「なあなあ」になってしまう機会ができるのがこわいのです。

だから、そんな夫が、躁のとき「やっぱり俺ここの地域に残るよ」なんて言った時は思わず引き攣りました。

けれどあんな事件があった後なので、強く出れました。

で、夫はいよいよ腹を括ったのか、すこしでも私に同情してくれたのか、
引越し業者の見積もりをし始めました。

私は立会いしませんでしたが、部屋からこっそり聞いてると、
どうやらもう1週間後に引越しを決めているとのこと。
しかもこの地方からは出て行くようです。

離れるしか共依存は解けない

夫とは、今の状況では「腐れ縁」と感じることが多々です。

その理由は、たぶん、離れてないからです。

私たちは今から18年前に出会い、付き合い、5年前に結婚しました。

そして夫のアルコールトラブルがあり、共依存があり。
本当に離れて暮らしたのが1ヶ月くらいで、
それ以外はほぼ一緒だったので、下手すると親と過ごした時間より一緒に過ごしています。

そんな仲なので、
一緒に暮らしながら精神的に距離を置こう、っていうのは難しいです。

分かり合えなくて当たり前

夫はアルコール依存症があって、それは病気なのだから 「改善して当たり前だろう」と思ってました。もちろんそれが世間的には正しいと思います。

でも私がいくら寄り添っても、アドバイスしたり、薬の管理をしたりしても、
本人が「治したい」という気持ちにならなければ治らない。

私は何年も寄り添ってきたので、簡単に諦めたわけではない。

自分にできることはありとあらゆることはやってきたとおもう。
それでも、夫が治したいという気持ちにならない限り治らないのだし、
そして私が寄り添うにも、メンタルが擦り減って辛くなってきたりするものです。

私が「頑張って、治そうよ！」と頑張れば頑張るほど、
夫はどんどん治らなくなっていく。

そもそも「治そう」としても
相手はコントロールできないのだし…

諦めるしかないなと感じた。

けどそれも、ずーーーーっと向き合ってきた自分が居るからなのかなと思ったり。

なにか学ぶことがあったのかと。

粘ること、他人は変えられないこと、自分は変えられること、
そして時には諦め、離れることが必要だと思えたこと。

なんでもすぐに諦めなかったからこそ粘りが身に付いて、
それでも他人は変えられないことを知り、自分をコントロールする重要さを知り、
そして、ときには「諦める・離れる」という引きの姿勢を覚えた。

18年を変える勇気

18年間同じ相手と居て、同じような生活をしてきて、
その暮らしがまもなく終わろうとしている。

私にとって人生の半分以上を過ごしたときなので、それを手放すのはやっぱりこわい。

でも、変えなければ。

歳を重ねるごとに、どんどん挑戦しなくなってる気がする。

怖かったり不安だったりして、現状維持に落ち着いてしまう。

でもそうやって生きてきて、歯がゆい思いをしてきたんだ。

だから、進もう。