WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）で日本を3大会ぶりの優勝に導いた栗山英樹監督の講演を聞いた。

その中で一番印象に残ったのが、大谷翔平選手の話。

クリスマスイブに、広報担当から動画が送られてきた。「監督、クリスマスプレセントです。監督が一番喜ぶ動画です」と。

それは、大谷翔平選手が夜中の1時にバッティング練習をしている動画。しかも、その日付は12月24日、クリスマスイブだ。

あとで、その動画のことで、大谷翔平選手をからかって、栗山監督が「クリスマスイブって、みんな彼女と食事行ったりするんだけど、翔平は行かないのか」。

すると、大谷選手は驚いてこう言ったという。「え！それって楽しいですか？」と。

大谷選手は、野球場で何万人の前でホームランを打ったり、完璧な投球をすることで、大喝采を受ける、そのことこそが、楽しい事だと。

目の前の刹那的な楽しみよりも…
未来のためにストイックに練習する。凄まじいまでのセルフコントロール力だ。