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【書評?】落日

こんにちは、廣瀬です。

久々に書評?noteを更新したいと思います。今回は湊かなえ著 落日(角川春樹事務所)を書評?していきたいと思います。こちらの作品は最近読んだ本ではなく、2019年に読んだ本になりますので記憶が曖昧なところもあるかもしれませんが、頑張って記憶を掘り起こしていこうと思います。それでは、あらすじから紹介していきましょう。

あらすじ

新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。『笹塚町一家殺害事件』引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた。15年前に起きた、判決も確定しているこの事件を手がけたいという。笹塚町は千尋の生まれ故郷だった。この事件を、香は何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。“真実”とは、“救い”とは、そして、“表現する”ということは。絶望の深淵を見た人々の祈りと再生の物語。
(読書メーターより)

感想

1つの事件を中心に、新人脚本家と新進気鋭の映画監督、そして事件の加害者、被害者、脚本家の姉などを描いたミステリー。

読み進めるごとに解き明かされる謎とラストが秀逸。直木賞候補作品ということで、読みごたえもあり、その秀逸なラストに感動しました。

落日というタイトルの意味が最後にはっきりとして、とてもスッキリ。そして感動。私の中で、今までとは違う湊かなえ作品をみた一作です。

もしかしたら救いがないのかもしれないという、気持ちで読み進めていたらラストできちんと救いがあってホッとしました。

湊かなえさんの作品は大好きでよく読むのですが、この作品は私にとっての一番の作品になりました。それまでは告白が一番でしたが、この作品はそれを塗り替えました。それくらい面白い作品ですので、色々な方に読んでいただきたいですね。

終わりに

今日は湊かなえ著 落日(角川春樹事務所)を書評?していきました。昔の読書ノートを参考にしながら書いてみましたが、やはり読みたてほやほやの頃と比べると内容が薄くなってしまいますね。

まあそういう風にかくと、普段が内容が濃いみたいですが……。毎度、薄い内容で申し訳ないです。

ミステリーはあまり読まないという方にも、湊かなえさんの作品は読みやすいのでお勧めです。この機会にぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の更新でお会いしましょう。




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