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noteを捨てて公園へ出よう(で、バスケしよう)

と言っておいて、今、note書いてるなんて出オチでいきなり矛盾しているわけですが、今日、近所の公園で愉快な出会いがあったので、シェアします。

往年の名シューター復活!?

連載の書き溜めを含めてnote三昧のこの連休。運動不足解消のため向かった近所の公園のお目当ては、コレでした。

お供は一昨日、ドン・キホーテで衝動買いした7号のゴムボール。
ジャスト昼時だったのが良かったのか、親子連れ1組以外いない奇跡のガラガラ状態。このSLAMDUNKのコラムにも書いた通り、小学校から大学までどっぷり漬かった元バスケ小僧は、ウキウキとシュート練習を開始したわけであります。


いやー、もう、アレですね。わかってましたけど。
届きません!
悲しいほど、全部、届かない。

感覚通りに打つと、綺麗にボール1個分ショートする。
この1年ちょいで筋力落ちたんだな…。ロンドン時代は近所の公園にゴールがあって春と夏はわりと頻繁にシュート練習に行っていたのです。

でも、そこは通算キャリア16年の元バスケ小僧。
10分ほどでちょっと感覚戻ってきた!
というか、加齢で落ちた筋力ベースにアジャストできてきた……。
現状、こんなんです!

往年の名シューターの片鱗が!
自分でも「ええやん!」と調子に乗っていたら、隣のコートでお父さんと1on1してた男の子の「シュート、メッチャきれい…」という声が。

真昼の決闘!

こうなれば、オジサンくらいの人生経験とコミュ力があると、あとは演出次第なわけでありまして。
もうね、これはアレだ、High noon。「真昼の決闘」のフラグ立ちまくりでしょ!
少年と目が合ったので、「ニヤリ」と笑顔を返しておいて、フリースローの距離の位置に靴でラインを引きまして。こんなん、信号待ちで隣合ったバイク同士が空ぶかしするような、見え見えの挑発ですわ。
案の定、オジサンが1本打つと、少年が走ってきて同じ位置からシュート開始。
いいね、いいね!わかってるじゃねーか!
小学校4年生くらいかな、という妹ちゃんも別のボールを持って寄ってきて。お父さんはちょっと離れたところから笑って見ている。
交互に数本練習したところで、
「よし!3本先取りな!」
と宣戦布告すると、
「ハイ!」
と小気味良い返事。
いい!いいぞ、少年!
聞けば、中学1年生でバスケ部所属とか。お父さんも身長180くらいの経験者で、サム・パーキンスみたいな綺麗なフォームのサウスポーでした。

(懐かしいなぁ。まさにこんなフォームでした)

妹ちゃんも参戦すると言うのだけど、フリースローは届かない。
「一歩前出ていい?」というので、快諾したら、まさかの180度開脚。お兄ちゃんが「一歩、でかすぎ!」と文句言ってて、ウケた。バレエやってるらしい。

勝負の行方は……

こういう時、オトナってのは、全力を出さなきゃいけない。
コドモに花を持たせるとか、そういうのはダメ。
え?結果?

1位 妹ちゃん 6の3
2位 少年くん 10の3
3位 オジサン 10の0

往年の名シューター、まさかの完封負け。妹ちゃん、大喜び。
凹むわー……。マジ凹むわー……。

その後はオジサンが3ポイントシュート、少年がフリースローの練習を続けまして。オジサン、4本に1本くらいはスリーが入るように。
少年は「すげえ!」「シュートきれい!」を連発。
いやいや、それほどでも、あるけどね。
少年は初心者にありがちな「ゴール一直線」的なシュート。まだ成長ホルモンどばどば期前で身長も低めなので、そうなっちゃうのは分かる。
でも、それはWindy City Chicagoのストリートコートでは有効なテクだけど、もうちょい角度つけないとね。
「いいか少年、真っすぐ狙いすぎだ。バスケのシュートは45度、真上と真横の真ん中の角度より、ちょっと上向きに打つもんだ。それで、ゴールのちょい奥を狙う。それが一番入りやすい」
「マジですか!?」
マジなんやで。
理想の入射角は45度。真ん中ちょい奥がベスト。以下参照。

若いってのは素晴らしい。
その後は見違えるようにアーチがかかった良いシュートになっていた。フォームがまだ固まっていないけど、センスはある。
いいぞ!実にいいぞ、少年!

その後10分ほど一緒に練習。
「オジサン、帰るわ。またな!」
「ありがとうございました!」
固い握手を交わし、お父さんにも会釈して、お別れしました。妹ちゃんはシュートに夢中だった(笑)
ああ。天気は最高だし、気持ち良い出会いはあったし、素晴らしい休みだ。
noteばっかり書いてちゃいかんな!公園ぐらい行かないと!

その後、近くのモスバーガーでお昼ご飯を調達して戻る帰り道。
今度は向こうから、自転車のカゴにそれぞれバスケのボールを放り込んだ自転車のお父さんと少年の姿が。
(いいぞ!みんな、バスケ愛してるな!)
と微笑ましく見ていたら、目の前でお父さんが自転車を止めて、
「すいません、この辺りにバスケのゴールがあるって聞いて」
ああ、小脇にボール抱えてたから、「同志」だと分かったのね。
嬉しい!嬉しいぞ、オジサンは!
「この先の信号わたって右側の公園の左手奥ですよ。今、シュート練習してきたところで」と話すと、お父さんも少年も笑顔になって「ありがとうございます!」とウキウキ顔で去って行った。
いい…。実にいい休日だ。人生、捨てたもんじゃない。

雪辱を期して精進します

こんな気持ちの良い出会いに恵まれたわけですが、それにしても「10の0」はない。ふがいないというレベルを越えて、許しがたい。
いつかあの少年と再会した時の雪辱を胸に、ここにシューター復活の決意を表明するものであります。

ロンドン時代は近所のNorth Acton Playing Field、通称ノエル公園にちょいちょい練習に行っていて、全盛期はフリースロー7割、スリーポイント3~4割ぐらい入ったんですよ…。ボールが一回り小さかったのもあって。
当時の雄姿を見よ!

なんとか、これぐらいまでは戻したい。
運動不足解消をかねて、明日も練習行くぞ!週2回ぐらいは行きたい!
名も知らぬ少年よ、首洗って待ってろよ。
半年後ぐらいには……なんとか……。
ともあれ、

バスケ万歳!

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