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ブルックリンの日本語学校

9月17日。土曜日朝、上の二人の子供達はブルックリンの日本語学校に通っている。生徒の殆どがアメリカに永住予定で、片親が日本人以外の子供も多いため、継承語としての日本語を教えている。文部省指定の教科書を使うことはなく、独自の日本語教育プログラムを開発し、「日本語を楽しく学ぼう」をモットーとしている。先生方の多くがプロの教員ではなく、生徒の親御さんで、ボランティアの方々が学校を運営している。

うちの場合、夫も日本人なので、家で使う言語は基本日本語だ。しかし子供達は現地校で一日ほぼ10時間英語で生活しているので、会話にどんどん英語が入ってくる。特に7歳の娘は今年夏日本に里帰りする前は、会話がほぼ英語になっていた。せめて小学生6年生程度、欲を言えば中学生レベルの日本語は使いこなせるようになって欲しい、という思いから日本語学校に入れている。毎週宿題も出て、親が手伝わなくてはいけなくて正直大変だが(うちの場合夫に丸投げしているが)、行かせて良かった、といつも思う。波はあるものの、お陰様で子供達の日本語は今のところ同年代の日本の子供と同等レベルである。

校庭の様子

今日は私が日本語学園まで子供たちを送る日。バスを乗り遅れたので、Lyft(Uberの競合他社)の車で来たため、いつもより早く着く。気持ちにゆとりがあるのは良いものだ。夏の間会っていなかった顔見知りの親御さんたちと談笑して、子供達を見送る。

12時半ごろのお迎えまでの時間、近くのカフェで過ごす。週末一人だけで3時間も過ごせることはこの時以外殆どないので、私にとっては貴重な時間だ。大抵やり残した仕事、雑務、フランス語の勉強、転職活動をするのに使われる。

お迎えの後、子供達はそのまま校庭で遊び続ける。お昼持参で子供を遊ばせる親御さんも多い。私達も2時ごろまで校庭に居続けた。帰路では娘は風邪気味で元気なく、息子も疲れたのか歩きたがらなくて困る。泣く息子を抱っこして歩き、やっと家に着いたのは3時前。子供達は即効ベットに行きお昼寝。私もぐったり疲れた。日本の里帰りから帰ってきてほぼ2週間。現地校の学校が始まって10日。溜まった疲れがそろそろ出てきている。

歩くのを拒否している息子


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