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津波を経験した人たちの言葉

昨日こういうニュースがあったんだけど、見た人いるかな?


30年以内に東北沿岸沖を震源とする地震が来る確率が高くなったそう。

みんなこのニュースを見ていたから、今日の職場でのお茶の時間は地震の話でした。

東日本大震災のときは、岩手県沖が震源地。
陸前高田まで津波が来るまで約30分はあったけど、宮城県沖地震の場合は津波が到達するまで約10分程度と言われているそう。

10分って、もたもたしてたらすぐ波が来ちゃう。
漁港に入るための防潮堤の門は津波警報が出てから5分経つと自動的に門が閉まるような作りになっているので、もしも昼間働いてるときだったら、車を捨てないと逃げるのは難しいかもしれないなあ…。(漁港内は20台くらいは車が停まってるから、みんなで車出そうとしたら焦って事故りそう)

それ以外の震源地だったとしても、地震が来たらどうするか、どこに逃げるのかとか。
東日本のときはああだったなあとか、もしも海で仕事してるときだったら流されないように船で沖合に逃げるだろうから、船にも水や食料の備蓄をきちんと備えておく必要があるよなあとか、そういう話をした。

1000年に1度、じゃなくて、30年に1度、みたいな話が出てきたのかと思うと、正直怖い。

だからこそ、普段からどう行動するのかを考えておくべきだよね。私はビビリで焦りやすいので、なおさら考えてないとまずいなあと思ったわけです。

最近はいろんな場所で自然災害が多いので、備えることについては誰にでも当てはまる話。

他の地域に住んでる人たちは、災害があったらどこに逃げるとか、家に非常用品とか水って備蓄してたりするんだろうか??

三陸沿岸の被災地では"津波が来たら、遠くに逃げるより高いところに逃げろ"とか、"津波てんでんこ(津波が来たら、ひとりでバラバラに逃げろ)"という言葉がある。

実際に「海から遠いし、ここまでは波が来ないから大丈夫だろう」と言って、逃げなかった市街地の人たちが津波に飲まれてしまった、という話をよく聞く。
海から遠くにいるからといって、その場所がほんとに安心かというとわからない。高い場所にいたほうが安全度は増す。

そして、一度高台に上がったのに、家族や友人を助けに戻った人たちが津波に飲まれてしまった、という話も聞く。

自分自身で自分の命を守ること、そのために誰かとバラバラになったとしても、とにかく逃げきることが大事だということを、この土地の人たちは教えてくれる。

「たぶん、大丈夫だろう」みたいな油断は、もしかしたら危険を招くことがあるかもしれない。

実際に災害が起きたときに、なにをもって安全かなんて瞬時には判断できないし、そのときの自分の行動に左右されることもある。

違う場所で同じことを繰り返さないためにも、災害用品や水などの備蓄や、避難経路や集合場所の確認を家でできてたらいいなあと思う。

一緒に働いているおばあちゃんが「次に地震が来たら、みんなすぐ高いところに逃げるよな」と話していた。
そのおばあちゃんは海沿いに元の家があって、自宅を流されて高台に自宅を再建した人。

まだ8年しか経っていなくて、記憶にしっかりと残っているからこうやって高いところに逃げるって話になることができるけど、何十年、何百年と経ったときに震災の教訓がきちんと残るんだろうか。

このnoteを読んでくれた人たちが少しだけ防災意識を持ったら、少しずつそういう意識が浸透して当たり前になったら、いいなあなんて思ったりしてます。


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