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泡のぶくぶくで位置確認


いつも見ている海には、牡蠣の養殖いかだがずらりと並んでいる。

「なんで波があたったり、風が吹いてもその場所から動かないの?」と、ときどき聞かれることがあるんだけど。

海底に重石となるブロックが入っていてそこに"アンカーロープ"と呼ばれるロープを結び、そのロープといかだを結んでいるからなのです。

湾の奥(普段私がいる付近)はおだやかなんだけど、外側の海に近づくにつれて波のあたりがすこしずつ強くなる。
沖側に設置したいかだは、ときどきアンカーロープが切れたり、いかだが壊れて補修することもあるのです。

そんなわけで、切れてしまったアンカーロープを張り直すための沖作業へ。
潜水士の資格を持つおとなりで作業してる漁師さんにお願いして日程を合わせて、船頭役?兼補佐として同行。

海中での作業は潜って作業をする漁師さんにお願いするので、潜っている間は泡がぶくぶくしている付近の見守りしてた。
(泡での位置確認してて、「あっちずれてない??」とか「戻ってきたな!」とかしきりに言ってる、一緒に来たおじちゃん漁師さんがかわいい)

自分で潜ったことがないから感覚がはっきりわからないんだけど、海底付近は視界が悪くて近くしか見えないそうな。
そして、深く長く潜ったら体に水圧の負荷がかかるから、水面に上がるまで時間をかけないとあがれない。

潜る人たちすごいよ、ほんと。

そんなわけで、海中での作業は見守り隊をして。
海底のロープを結び終えたら、今度は海上でいかだのほうにロープを結び直し。
やっと出番です。

この作業自体、いままで陸上で別の作業をしてることが多かったから行ったことがなかったんだけど。
社長から「覚えてもらおうと思って」と、船頭役として連れていってもらえたのうれしかった。

またひとつ学びになりました。


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