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いつまでも居続けた夏が終わった

8月のお盆明けにはじまった温湯駆除。

10月もあと何日かでもう終わるよってときに、やっとこの作業も終わりました。
達成感がすごくて、最高の気分です。


ラスト3本から笑いが止まらず、カウントダウンまでして、おかしなテンションになってしまいました。
お湯に浸けるのが終わってから、やたらと「最高おおあおお」しか言ってないです。

今年は寒暖差にたえきれずに体調を崩すことが多かったんだけど、無事に終わってよかった。

毎年やっていた作業なのに、今年は特に厳しく感じた2ヶ月でした。

2ヶ月ちょっとかけて、100台近くあるいかだに吊るした2年目と3年目の牡蠣を全部お湯に浸けました。何千本お湯に浸けたんだろうか、数えられない。

毎日朝早くから、夕方まで。
3年目の牡蠣は塊が大きくて思うように進まず、毎日がんばっても1〜1.5台が限界でした。

夏の厳しい暑さだった日がいつの間にか冬の気温に近づいていて、寒暖差の激しい季節に変わっていく様子を肌で感じ。

朝の薄暗い中からはじまって、だんだんと明るくなっていったり、夕方近くになってだんだんと太陽が落ちていく様子を目で感じ。

波や風の当たり具合も時間によって、全然違うことがはっきりわかりました。

季節の移り変わりや時間の流れ、太陽光の強弱。海の上で、自然の力をひたすら感じた2ヶ月間。
自然とはなんて厳しいものなんだろうと、改めて感じました。

いつまでも居続けた私の夏がやっと終わって、明日から冬。
日曜日から豊洲出荷がはじまったから、冬の気持ちに切り替えないとだね。

この期間に感じた気持ちを忘れないようにしたい。

とりあえず、明日からは通常出勤に切り替わるので、しばらくは英気を養っていようと思います。

ところですが、今日は午前中に損保ホールディングスの人たちが漁港まであそびに来てくれました。
3月に参加したワークショップが縁でみんなと知り合って、そのときに漁港にあそびに来てくれてからマルテン水産のファンになってくれた方々。

温湯駆除にかかりっきりになるからうちの会長に丁寧な案内をお願いして、全然話せなかったんだけど。
仕事中に話せなかったかわりに、夜ごはんに誘ってもらいました。

みんな、ほんとに最高。
うちの会長の丁寧な説明があったから、海の仕事や牡蠣の話にガンガン興味を持ってくれて、ごはんのときもめちゃくちゃテンション上げて聞いてくれた。
「仕事姿を見たい」と言ってくれてありがとう。

プラス、その場に来ていたりんご農家をやっている移住者の安生くんのりんごの話もめちゃくちゃおもしろかった。

牡蠣やりんごを通して、一次産業に興味を持ってくれる人を増やしていきたいね。

今日は仕事も一段落したし、久しぶりの損保の人たちに会えて、いいこと尽くし。最高にいいね。

明日は地元の友達たちが陸前高田にあそびにきて、漁業体験のためにうちの職場にきます。そして土曜は岩手沿岸ツアーへ。

今月ラストのお客さんたち。
明日からも楽しみましょ〜。


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