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届いてほしい人たちに、きちん届けるということ

私は牡蠣を稚貝から育てて製品とする、生産側の仕事をしています。
要するに、作る人。

作る人たちにとって、やっぱり牡蠣が売れてたくさんの人たちに食べてもらえることは大事なこと。だってみんなも生活があるからね。

作り手の漁師さんの中には「良いものを作れば売れる」と言う人がいるけど、自分的には「それほんと?」ってなる。 それって、昔の話じゃないの?

生産者がどれだけ手間ひまをかけていてすごく良いものであっても、牡蠣を「ただの商品」として見てしまうと、消費者的には値段が安いほうが手が届きやすいって思う人の方が多いんじゃないだろうか。

その考え方はあまりに悲しいのだけど、そういう部分が少なからずあるのも事実。
自分たちがつくっている良いものを外に発信して、「ただの商品」からランクを上げて認識してもらい、手に取ってもらう努力は必要だなと思っています。

知らなかったらその機会もないもんね。もったいない。

私は5月頃、こんなことをFacebookに投稿していました。

しおたんさんの"いくら良いものを作っても、届けなきゃ届かないんだよ!"という言葉。いまでもすごく共感をしている。

その言葉が書いてあったnoteはこれ。

あと、夏くらいに最所さんのこのnoteを読んで、こちらも共感したわけです。不特定多数より、その情報がほしい人たちにきちんと届けることは大事だなと。


このふたつのnoteを読んで、この部分がひっかかりました。

"今後は『届ける』『広める』という役割をもつ人たちは、そもそもいいものを作ることにも関与していかなければならないと私は思っています。" 

両方に関わる…。そう考えると、"作るのも発信も両方やってる自分ってポジション的にかなりよいのでは??"となっています。

外の人が見て発信するより、やっぱり作り手側の人間が発信するということって説得力からして強い。
この辺を強化して、届いてほしい人たちにきちん届けられればいいなと思っています。


ただ、不特定多数にもガンガン広まってほしい内容もあるわけで。
例えば、ノロウイルスについて書いたnote。


ノロウイルスが全国各地で大流行するとそのシーズンは全く牡蠣が売れなくなるので、牡蠣業者にとって最大の天敵でもあります。

牡蠣に原因があると勘違いしてる人がかなり多いんだけど、ノロに関してはたくさんの人に知っててほしい。
ノロウイルスは人間の体内でしか繁殖しないし、人間感染が主だからね。

こんな感じで、少しずつ牡蠣に関する内容を出していけるようにがんばろ〜。


私のnote、読んでくださってありがとうございます。 もしも「いいな」と思っていただけたら、感想と一緒にRTやシェアしていただけるとうれしかったりします。。