見出し画像

「全方位交響作用世界」という世界観

物質も精神も空間も時間も、この世界を構成するあらゆる要素が交響し合う要因となって、世界が動いている。世界の主人公は、この世界を構成するあらゆる要素のすべてである。どこかあるところにいる絶対者が自分の意志でこの世界を動かすなんてことはできるものではない。世界を自分の力で動かそうという幻想を抱くことはできるが、現実には、自分の思うままに動かすことはできない。

ほかの人も私も物も、この世界を構成する全要素が、他の全要素と交響して動かし合う要因の一つ一つとなって、世界を動かしている。

どこで何が起きるかはだれも意図して行うことができず、だれも予測することができない。それが、この世界である。

私のこの世界観は、言い換えると、数えきれない要素がそれ以外の全要素に影響を与えつつ共に存在しているという世界観である。それは、「全方位交響作用要因としての数えきれない要素の集合体」とも言うべき世界である。

このように見たほうが、自然や社会や文化の世界で起きているあらゆる現象をより正確に理解し、より適切に対応することができるようになるであろう。

このように見れば、この世界で起きていることや人生を、今より冷静に受け止めて、今より適切に対応することができるようになるであろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?