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「Miles Away」ウィンガ― ~ ハードロックバンドの名曲シリーズ

BURRN!誌の購読経験がある方なら、おそらくご存じの、知る人ぞ知るアメリカンハードロックバンドです。

このバンドも2枚目までは傑作でしたが、3枚目でピークダウン。

スキッドロウも、このバンドも、ミスタービッグも、3枚目がかなり地味なのは世相とリンクしています。

(あとは、ヴァンヘイレンがアルバム出さなくなったり、ボン・ジョヴィの95年のアルバムが彼らにしてはダークだったりしたのも同じ理由)

日本ではバブル崩壊と、世界的には湾岸戦争の勃発による「ぼんやりとした不安」からのイマジンの放送禁止など何となく暗いムードに。

そして、音楽的には、ひたすら暗く、どんよりして、かつ重いグランジが流行ってしまった。。。

そんな状況の下で、彼らは3枚目のアルバムの方向性を時流に合わせていかざるを得なかったんですね。

なので、世界的に80年代のきらびやかで、ゴージャスな音が急速冷凍されていってしまったわけです。。。

これに合わせるかのように、映画も暗いのが多かったですね。凄惨なものから、より人物の内面に向かったものから、、、「セブン」「羊たちの沈黙」「デッドマン・ウォーキング」「カリフォルニア」など、、。

このあたりは↓にまとめています。

さて、このウィンガーというバンド。リーダーの姓をそのままバンド名にしています。

この圧倒的な感情の量を前にすると、言葉は要りませんね。言葉は感情に負けることもあるのだなあ、、とそんなことを若いころに考えた曲でした。

かなりの名曲です。

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