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『The Secret Garden』と言えば、
『秘密の花園』と訳されて、
日本でも有名な小説です。

「フランシス・ホジソン・バーネット」
というイギリス生まれの
アメリカで活躍した女性の作家の作品。
(バーネットは、他にも
『小公子』『小公女』でも有名です。
「世界名作劇場」でアニメにもなりましたね)

1911年が、初版。

植民地時代のインドで生まれたメアリーは
コレラによって両親を亡くしてしまいます。
イギリスのヨークシャーの親戚に
引き取られたメアリー。
荒涼としたムーアの郊外での生活。
彼女はそこで、屋敷の中の庭に鍵のかかった
「秘密の庭園」を発見するのですが…。

というのが簡単なあらすじ。
詳細はぜひ実際に読んでいただければ、
なのですが。

この小説から生まれた服屋さん、
アパレルブランドがあるのを
ご存知でしょうか?
本記事では、その服屋さんの紹介を。

アパレルブランド名は
「to blossom(トゥーブロッサム)」です。

『思う存分、迷子になってみませんか?
お洋服迷子に…。』
『宝物を必ず見つけられる。
鍵はすぐそこに…。』

こんなキャッチフレーズで彩られた
ホームページを見てみれば、
まあ、そこには何とも素晴らしい
ネーミングの服の数々が…!!

では、少しだけ、引用してみましょうか。
トゥーブロッサムの服の名前を!

(ここから引用)

◆風のいたずらにほほえむ
 美しいネコプルオーバー
◆空間の隙間を操る少女のワンピース
◆夢見るハンドメイド作家の
 ゆったりワンピース
◆メアリーのお手伝いエプロン
◆浜辺にたたずむ少女の
 ロングカーディガン
◆春寒の救世主ブルゾン
◆テラスでお茶をする貴婦人のボレロ
◆せっかちなタイプライターの
 クロップド丈パンツ …他多数

(引用終わり)

…どうですか?
商品名、服の名前を読むだけでも
何だか脳内で物語が始まりそうでは?
(興味の出た方はぜひ
リンクからオンライン店舗へ)↓

「…でも、こういう服って
お高いんでしょ?」

いやいや、それがそうでもないんですよ。
何万円!というものではない。
二千円や三千円くらいで、買えます。
(もちろん商品にもよります)
オンラインでも購入できる!

別に私は店の回し者ではありませんが、
ぜひリンクから一度、この
「秘密の花園」を覗いてみて欲しい。
服の名前と、服の写真を
眺めるだけでも面白い。面白過ぎる!

ただの「ブルゾン」と書かれているより、
「春寒の救世主ブルゾン」
書かれている方が、イメージが生まれる…。

つくづく商品やブランドは、
ネーミング命だ、と考えた次第です。

このブランドを運営しているのは、
「株式会社フクダ」という会社です。
茨城県ひたちなか市に本社があります。

1972年に商店街の一角に
「おしゃれセンター・フクダ」として
小さく生まれたお店。

それが1989年には株式会社フクダを設立。
2003年には茨城県外にも進出し、
2007年には東京事務所も開設。

しかし順調に成長をしていた矢先に、
2011年、東日本大震災が発生…!

2009年に進出していた石巻店をはじめ、
大きな被害を受けてしまいます。
しかし、全スタッフの協力と
取引先メーカーの支援などによって、
見事、危機を乗り越えたそうです。

2013年に、心機一転、新ブランドの
「to blossom」を立ち上げ。


それから10年、2023年現在には、
東日本を中心にどんどんお店をオープン。
アグリ事業部も新設し、
さつまいもブランド「moymo」を立ち上げて
ひたちなか市などの名産品である
「ほしいも」の販売まで手掛けているそう。

ホームページ上のメッセージは、以下の通り。

(ここから引用)

『私たちは、1972年の創業以来、
ファッションビジネスの分野で、
一人でも多くのお客様に喜んでいただけるよう、
企業努力を重ねて歩んでまいりました。

その結果、いまでは関東地区の
大型ショッピングセンター等に
29店舗を展開する
チェーンに成長することができました。

この歩みを確かなものにするために
「高感度・高品質・リーズナブルプライス」
という、明確なコンセプトを持った商品の
提供に力を尽くしてまいります。

この商品コンセプトを貫くため
オリジナル商品の開発を行い、
タイムリーな生産・供給体制を
充実させていきます。

一方徹底したローコスト経営に力を注ぎ、
独自のオンライン情報システムによる、
フレキシブルな
店舗オペレーションシステムを整備し、
時代の変化に柔軟に対応する
経営を心がけています。

またお客様の心を魅了する
グッドマインドな商品を
提供しつづけていくには、

社員がやりがいを持って
自らの力を存分に発揮できる
グッドマインドな企業風土であることが
大切であると考えます。

そのため働きがいのある
雇用制度や研修システムを充実させ、
社員一人ひとりの進化する力が
私達企業の進化を牽引できるよう
努めてまいります。

今後もお客様の満足に、
より一層お答えできるよう
フクダならではの企画商品を、
多くのお客様に提供してまいります。

なお一層のご愛顧、ご支援の程、
心からお願い申し上げます。』

(引用終わり)

最後に、まとめましょう。

本記事では株式会社フクダの
「to blossom(トゥーブロッサム)」
というアパレルブランドを紹介しました。

「高感度・高品質・リーズナブルプライス」
「お客様の心を魅了する
グッドマインドな商品」
「フクダならではの企画商品」

これを具現化されている会社です。
その土台にあるのは、

『社員がやりがいを持って
自らの力を存分に発揮できる
グッドマインドな企業風土であることが
大切である』

という方針。

やりがい、自らの力を発揮、良い精神。
とても、大事なことだ、と思いました。

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