秘密の花園

金井美恵子『噂の娘』『「スタア誕生」』(講談社)

北条裕子『美しい顔』を読むために、昨年の「群像」を借りてきた時に、書評欄を見て気になった、金井美恵子「『スタア誕生』」、それより前に発表されていた『噂の娘』とつながっているというので、まず『噂の娘』を読んでから、「『スタア誕生』」を読むが、金井美恵子を読むには本当に体力がいる。修辞に修辞を重ねた長い文章を、どこが主語でどこが述語か、見落とさないように注意深く読んでいないと自分が何を読んでいるかわか

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人が大きく変わってゆく姿をこんなにもそばで見ることができる/秘密の花園

最初の庭園もの(?)が『トムは真夜中の庭で』だったからか、今日読んだ『秘密の花園』(バーネット:西村書店)も、てっきり魔法がかった物語なんだとばかり思っていました。

この物語では特に終盤、「魔法」という言葉が連呼されるけど、魔法だなんていう、ある種、他人任せなものではなく、自分で気持ちを強くもって努力をすれば、これだけ変わることができるのだと教えてくれる成長の軌跡の物語でした。

【あらすじ】

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大人にこそ秘密の花園を

先日、小平市にある「植物の本屋草舟あんとす号」さんで古本市仲間のうららさん主催のバーネット『秘密の花園』読書会に参加してきました。

『秘密の花園』は、インドで育ったわがまま放題のイギリスの少女が、両親を亡くしてイングランド北部ヨークシャーの親戚の家に引き取られていき、そのお屋敷で閉ざされた「秘密の花園」を見つけ、その花園を生き返らせること、その場所で出会った人たちとの出会いを通じて”本来の自分”

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私の住む街

私はこの街が大好き。

私が自分の足で立ってる、この感覚。

全ての場所から近いのに、大都会の陸の孤島って言われるくらい、開発から取り残された、静かな場所。毎晩11時には、全てのお店が閉まる。商店街があって、あばあちゃんとたっぷり立ち話しながら、野菜を買ってく。リサイクルショップ(専ら売ってばかりで買えないけど)のおばちゃんとも、ちょっとしたやりとりをしながら、物を見てく。

あたたかい、あたたか

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高波動の情報を得るにはあなた自身が高波動でないと受け取れません。

悩んでいる状態では解決法にアクセスができないのです。

答えを探す前に、いったんその悩みは横に置いておいて、あなたの波動を上げる必要があります。

🔗 悩みながら解決しようとしても解決しない理由

自分の波動がどのレベルにあるかは、そのときの心の状態でわかります。

何かに焦っていたり、間に合わないような気はするときは、波動が下がっている状態です。

反対に、なんとかなるだろうと、根拠のない信頼

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今日もいい日でありますように❤️ ミカリュスより
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喪失感にあえぐ人々の壮大な再生の物語…★劇評★【ミュージカル=シークレット・ガーデン(2018)】

英国生まれの米国の小説家、フランシス・ホジソン・バーネットが1911年に発表した「秘密の花園(The Secret Garden)」。子どもたちの心情が繊細に書き込まれた小説の金字塔とも言えるこの作品に、大人の視点をふんだんに盛り込み、喪失感にあえぐ人々の壮大な再生の物語へと昇華させたミュージカル「シークレット・ガーデン」の日本版が初演されている。孤独に、屋敷に、仕事に、病気に、それぞれ身動き一つ

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大人になれば 56『唐組『秘密の花園』・小沢健二『魔法的』・海よりもまだ深く』

月は人をドキドキさせる。
それが太陽との違い。

少なくともぼくは。
月光はぼくをふらふらと誘う。その気にさせる。
冷たくあしらう。照らす。そこにある。

月の光は太陽の反射だ。
それ自体は何も発さない。熱を持たず、命を生まない。ただ夜を照らす。偽物。レプリカ。擬い物の光。

ぼくは誘われてしまう。まるで夏の蛾がコンビニの誘引灯に集まってしまうように。そういえば、蛾は夜行性のはずなのに何故コンビニ

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