楓山妃都美

あきやまひとみ、と読みます。入念な調査と丁寧な文章を心がけたいのでアップは不定期かも。…

楓山妃都美

あきやまひとみ、と読みます。入念な調査と丁寧な文章を心がけたいのでアップは不定期かも。ツイッターはpinky1030rocks、インスタはmarries_fleurでよろしくお願いします。

マガジン

  • キネマ旬報が見たサンリオ映画

    キネマ旬報の過去の記事に掲載された、サンリオ映画関連の記事を紹介いたします。

  • いちご新聞が見たサンリオ映画

    サンリオの公式機関誌『いちご新聞』に掲載された、サンリオ映画の記事を掘り起こしていきます。

  • 映画『シリウスの伝説』公開40周年特集

    サンリオ映画『シリウスの伝説』公開40周年を記念して、公開当時の文献や幻のミュージカルを掘り起こしていきます。

最近の記事

『シリウスの伝説』絵コンテ(キネマ旬報が見たサンリオ映画①)

キネマ旬報1981年7月上旬号に掲載された、サンリオ映画『シリウスの伝説』の絵コンテになります。ストーリーの結末までを描いているので、未見の方はご注意ください。

    • 大海亀モワルとセブンシリードワーフの「星を眺めよう」(いちご新聞が見たサンリオ映画④)

      今回は、いちご新聞1981年八月号に掲載された、星に関するコラムを紹介します。質問者はセブンシリードワーフの七名で、回答者は『シリウスの伝説』に登場する大海亀のモワル。名優・宇野重吉氏の声で脳内再生して読んでくださいね。 おしえて、モワルさん! ドワーフたち:星・ホシ・ほし……きれいだけど、ふしぎに思うこともたーくさん。 ドワーフたち:うん、だれか教えてくれないかナ? ドワーフたち:そうだ! ドワーフたち:な・なに? ドワーフたち:ものしりモワルさんに聞いちゃおう! ドワー

      • 映画『シリウスの伝説』いちごの王さまからのメッセージ(いちご新聞が見たサンリオ映画③)

        『いちご新聞が見たサンリオ映画』シリーズ第三弾は、1981年6月号に掲載された、映画『シリウスの伝説』に関連した辻信太郎社長(当時)による「いちごの王さまからのメッセージ」を紹介いたします。辻社長のアニメーションへの熱意、作品への愛と意気込み、そしてスタッフたちに対する感謝の気持ちが文章に込められています。記事の無断転載はご遠慮ください。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ いまから20年以上も前に、王さまは〝ファンタジア〟というアニメーション

        • モ〜カンゲキ!! 『くるみ割り人形』感想文大特集(いちご新聞が見たサンリオ映画②)

          『いちご新聞』1979年六月号には、同年の三月に公開された人形アニメーション映画『くるみ割り人形』の、読者たちによる感想文が寄せられました。今週はその文章を記載いたします。なお、投稿者の名前は実名で記載されているため、匿名に変更いたしました。 「愛・ほんとうの愛って?」私は3月27日 「くるみ割り人形」の映画を見ました。この映画は前から見たいなあと思っていたのでとてもうれしかったです。見終わったあと、ほんとうに見てよかったと心から思いました。 私はやさしさと思いやりがあり、

        『シリウスの伝説』絵コンテ(キネマ旬報が見たサンリオ映画①)

        • 大海亀モワルとセブンシリードワーフの「星を眺めよう」(いちご新聞が見たサンリオ映画④)

        • 映画『シリウスの伝説』いちごの王さまからのメッセージ(いちご新聞が見たサンリオ映画③)

        • モ〜カンゲキ!! 『くるみ割り人形』感想文大特集(いちご新聞が見たサンリオ映画②)

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        • キネマ旬報が見たサンリオ映画
          4本
        • いちご新聞が見たサンリオ映画
          4本
        • 映画『シリウスの伝説』公開40周年特集
          5本

        記事

          映画『くるみ割り人形』いちごの王さまからのメッセージ(いちご新聞が見たサンリオ映画①)

          『いちご新聞が見たサンリオ映画』シリーズ第一弾は、1979年1月号に掲載された、辻信太郎社長(現・サンリオ名誉会長)による「いちごの王さまからのメッセージ」を紹介いたします。刊行の数ヶ月後に公開を控えたストップモーション映画『くるみ割り人形(中村武雄監督、1979年3月公開。2014年には増田セバスチャン監督によるリメイク版が公開。主人公クララの声を前者では杉田かおる、後者は有村架純が演じている)』について語っておられます。記事の無断転載はご遠慮ください。 ☆ ☆ ☆ ☆

          映画『くるみ割り人形』いちごの王さまからのメッセージ(いちご新聞が見たサンリオ映画①)

          新企画『いちご新聞が見たサンリオ映画』『キネマ旬報が見たサンリオ映画』はじめます

          わたくし楓山は、昭和50年代に株式会社サンリオが製作・公開していた、いわゆる、一連のサンリオ映画の愛好家であります。 サンリオ映画って何?という方は、こちらの記事をお読みください。 ただでさえ世間に存在をあまり知られていないサンリオ映画のことを研究するために、何年も前から当時の資料をたくさん収集しているのですが、その一部を皆さんにも紹介することで、サンリオ映画のことをもっともっと知ってもらおうと考えました。 題して、『キネマ旬報が見たサンリオ映画』と『いちご新聞が見たサ

          新企画『いちご新聞が見たサンリオ映画』『キネマ旬報が見たサンリオ映画』はじめます

          「夢みる小学校」で育った私のうらぶれた人生

          窓ぎわの妃都美ちゃん先月、ドキュメンタリー映画『夢みる小学校』をシネマート心斎橋にて鑑賞した。監督は『いただきます』シリーズのオオタヴィンで、ナレーターは俳優の吉岡秀隆が務めている。まず最初に一人で観て、その数週間後に母を連れてもう一度、計二回観に行った。それほど私の中で、心に残った映画だった。 作中には、宿題やテスト勉強よりも、子供の個性化や体験学習を重視する、山梨県南アルプス市の小学校が登場する。インタビューパートでは、脳科学者の茂木健一郎や、教育評論家の尾木直樹、作家

          「夢みる小学校」で育った私のうらぶれた人生

          noteのアイコンをキティちゃんとYOSHIKIさん仕様にする。ヘッダーではYOSHIKIさんの左隣にクララも!

          noteのアイコンをキティちゃんとYOSHIKIさん仕様にする。ヘッダーではYOSHIKIさんの左隣にクララも!

          ミュージカル『シリウスの伝説 キティとダニエルの大冒険』レビュー(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画⑤)

          本来ならこの記事は2021年7月18日にアップする予定でした。しかし、18日とその前後で突然の私用ができてしまい、その日にアップすることができませんでした。大変申し訳ございません。それでもなんとか気を取り直して、映画『シリウスの伝説』公開40周年記念noteの最後を飾る企画として、サンリオファミリーミュージカル『シリウスの伝説 キティとダニエルの大冒険』の感想をアップしたいと思います。 はじめにサンリオピューロランドは屋内型パークということもあって、館内にいくつか劇場を設け

          ミュージカル『シリウスの伝説 キティとダニエルの大冒険』レビュー(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画⑤)

          何故、水の子が赤で、火の精がブルーなのか(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画④)

          1981年7月18日に公開されたサンリオ製作・公開のアニメ映画『シリウスの伝説』は、2021年7月18日をもって公開から満40周年を迎えます。それを記念して、公開当時の文献・雑誌等に書かれた本作に関する記事やコラムの文字起こし、本作を題材にしたミュージカルのレビューなどを、メモリアルデーの7月18日まで数回にわたって掲載いたします。 第四弾は、『シリウスの伝説』のパンフレットに掲載された『シリウスの伝説』の美術監督・阿部行夫氏のエッセイを掲載いたします。シリウスとマルタのキ

          何故、水の子が赤で、火の精がブルーなのか(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画④)

          すべての人に愛される映画に(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画③)

          1981年7月18日に公開されたサンリオ製作・公開のアニメ映画『シリウスの伝説』は、2021年7月18日をもって公開から満40周年を迎えます。それを記念して、公開当時の文献・雑誌等に書かれた本作に関する記事やコラムの文字起こし、本作を題材にしたミュージカルのレビューなどを、メモリアルデーの7月18日まで数回にわたって掲載いたします。 第三弾は、『キネマ旬報』1981年7月上旬号に掲載された『シリウスの伝説』のプロデューサー・波多野恒正氏のエッセイを掲載いたします。あとがきに

          すべての人に愛される映画に(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画③)

          ブライアン、あきらめちゃダメだよ!思い出の写真と品々がすべてよみがえりますように…祈っています🤲

          ブライアン、あきらめちゃダメだよ!思い出の写真と品々がすべてよみがえりますように…祈っています🤲

          美しい画面に負けない音楽を…(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画②)

          1981年7月18日に公開されたサンリオ製作・公開のアニメ映画『シリウスの伝説』は、2021年7月18日をもって公開から満40周年を迎えます。それを記念して、公開当時の文献・雑誌等に書かれた本作に関する記事やコラムの文字起こし、本作を題材にしたミュージカルのレビューなどを、メモリアルデーの7月18日まで数回にわたって掲載いたします。 第二弾は、『キネマ旬報』1981年7月上旬号に掲載された、本作の音楽を担当されたすぎやまこういち氏のエッセイを掲載いたします。第一弾同様、すぎ

          美しい画面に負けない音楽を…(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画②)

          日本アニメの可能性に挑んだ映画「シリウスの伝説」(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画①)

          1981年7月18日に公開されたサンリオ製作・公開のアニメ映画『シリウスの伝説』は、2021年7月18日をもって公開から満40周年を迎えます。それを記念して、公開当時の文献・雑誌等に書かれた本作に関する記事やコラムの文字起こし、本作を題材にしたミュージカルのレビューなどを、メモリアルデーの7月18日まで数回にわたって掲載いたします。 第一弾は、『キネマ旬報』1981年7月上旬号に掲載された『シリウスの伝説』公開記念座談会の文字起こしを掲載いたします。参加者は辻信太郎さん(『

          日本アニメの可能性に挑んだ映画「シリウスの伝説」(映画『シリウスの伝説』公開40周年記念企画①)

          ロジャー・テイラーが東大寺に立った日

          東大寺(奈良県奈良市、2020年、筆者撮影) 好きな漫画やアニメ、好きな芸能人にゆかりのある、実在の地方や特定の場所にファンが直接赴くことを「聖地巡礼」と呼ぶ。もともとは宗教的な意味合いの強かったこの言葉が、上記の意味でも使われるようになったのは、わりと十数年前のことだ。 そして、クイーンと運命の赤い糸で結ばれた日本においては、四人に関係するゆかりの場所が全国各地に存在する。奈良県奈良市にある東大寺もまた、クイーンファンにとって関西を代表する聖地の一つである。むしろ、

          ロジャー・テイラーが東大寺に立った日

          あと数ヶ月遅かったらと思うと奇跡のようなコンサートだった。もう一年経つんですね。世界中のどの王族よりも王冠が似合ってる、フレディ・マーキュリーとアダム・ランバートの王冠をイメージして、アクセサリー(フレディはペンダントトップ、アダムは指輪)を作って参戦しました。

          あと数ヶ月遅かったらと思うと奇跡のようなコンサートだった。もう一年経つんですね。世界中のどの王族よりも王冠が似合ってる、フレディ・マーキュリーとアダム・ランバートの王冠をイメージして、アクセサリー(フレディはペンダントトップ、アダムは指輪)を作って参戦しました。