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クイズ本「まちがいさがし」の攻略法

 コンビニで買った『まちがいさがし』の本に、はまってしまいました。食前食後に取り組んで、壁にぶつかりました。
 どうしても、「まちがい」が見つからない!
 そこで、傾向と対策を考えました。参考にしてくださいね。

1 「もの」がある、「もの」がない。 

   見つけやすいパターンです。花があったりなかったり。二つの絵を見比べて、最初に気が付くのがこれでしょう。日々忘れ物がないかなと、気遣っている習慣がありますからね。

2 「色」や「模様」が違う。

 形は同じでも、服の色が違ったり、模様の調子やタッチがちがう。これも気が付きやすいです。人とのお付き合いで、ファッションに目がいくのと同じです。

3 「表情」が異なる。

 人や動物の口が開いていたり閉じていたり、両目が開いていたり片目がウィンクしていたりです。相手の顔を見るのは大切な習慣です。見ないときは、ちょっと、やましいことがあったりして。

4 「位置」が動いている。

 単体では、まったく同じ絵なのに、例えば、雲の位置がずれていたり、文房具の場所が異なる場合です。ずれの幅により見つかりにくくなります。部屋の整理をした後で探し物が発生したりして、見つけて「今動かしたばかりじゃん」なんてね。よくあることです。

5 「形」が違う。 

 例えば、輪郭が円と楕円、四角と三角のように異なる場合です。
 絵の額縁が、縦と横の長さが違っていることもあります。これも、微妙になってきますね。
 車の新車が、前のタイプと、どこが異なるのかなんて、よく考えることですね。

6 「方向」が違う。

 例えば、位置が同じでも、小鳥が右を向いていたり左を向いていたり、別の方向を向いている場合です。これは分かりやすいのですが、角度が小さくなると、わかりにくくなります。部屋の模様替えで、なんとなく置物を置き直したりするときに、よくこんなことをやりますね。

 ざっと1から6までは、比較的、見つけやすいです。
 次は私なりに、難易度が高いくて、見つけにくいと思ったパターンです。

7 「出っぱっている」「出っぱっていない」

 例えば、棒や髪が、出ていたり出ていなかったりします。本体の形が同じなので、先入観で見落としがちになります。
 出っぱりの大きさにより、難易度が大きく異なります。
 生活の中で、ちょっとした出っ張りに足をぶつけたりして。いてて。

8 「大きさ」の違い

 私の場合は、これは分かりにくいです。脳に同じ絵とインプットされやすいからか、大きさの差が小さいと見つけにくいですね。
 画像が脳に入る時に、判断してしまうからでしょうね。盲点です。
 生活の中では、同じもので大きさの違うものを買うことは、あまりないですよね。
 今まで使っていた気に入った靴と同じ靴を買って、サイズを間違えたりして。「無理して履いちゃったよ。返品できないじゃん」なんてね。

9 「1文字」違う。

 お店の看板などが描かれている場合、よく見てみると、1字違ったりしているわけです。知っている言葉のために、先入観を持ちやすいです。
 せこいなあ、なんて言うのはやめましょう。せこいのが、このクイズ本の楽しみなのですから。
 これは文字だらけのクイズも、同一の課題ですが、文字だらけは、一行一行消していくと見つかりますね。

10 「線」の本数や、線と線の幅が違う。

 そもそも一本の線は、画の中で最も細いものです。
 その線が、板戸や板壁、木目などを描いている中に、幅が違っていることがあります。うっかりすると、見落としてしまいます。
 日常は線で観ているわけではありませんから、浮世絵が代表的ですが、輪郭は非日常的な映像ですね。

[ 追加 ]作者の意図を読もう。

『まちがいさがし』に取り組んでいると、作者の気持ちになって、考えるようになってきます。駆け引きの発生です。
「この辺に、まちがいをつくるだろう」という勘がはたらくわけです。
 駆け引きで、作者と相性がいいと、捜さなくても一発で見つかります。
 ところが、裏をかかれたり相性が悪いと、全然見つからないことがあります。これは悔しいですね。
 こんな場合は、取り組みの時間を変えましょう。
 夜は朝に、朝は夜に、再度取り組むと、見つけられる場合があります。

[ 追加の追加 ]  どうしても解けない場合の方便

 ギブアップは仕方がありません。できたものから懸賞に応募しましょう。
わからない原因は、自分の認識力に偏りがあるからでしょう。
 苦手なパターンがあると思います。
 自己分析してみると、自分の得手不得手が明らかになります。
 これは推測ですが、きっとイラストレーターは、大きいデスクトップパソコンで、絵を描いていると思います。そこに、小さな間違いを入れたらどうなるでしょうか。
 本になるときに、ページ割により、ずっと小さな絵になってしまいます。すると、間違いは、作者が意図したよりも、極小になるわけです。
「こんなの、わかるわけないだろ」
 なんて叫ぶのは見つけたときだけ。
 たいていは、視力の限界になってしまいます。
 こんなときは、虫メガネを買いましょう。顕微鏡は高いので無理はやめましょう。
 まさか、作者が、間違いを入れ忘れていたりして。
 作者と編集者と校閲が、見落としていたりして。
「単に同じ絵だ」
 メンタルヘルス上、そういう解釈をすると、気が楽になりますよ。
 たぶん。 

 


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