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GREAT BOSS ずけずけ言う力 ビジネス書解説【図解あり】

全世界で200万部以上売れた「FACTFULLNESS」を翻訳した関美和さんが、部下の指導に悩む全世界の上司たちに向けたビジネス書「GREAT BOSS]を日本語訳されたという事で手に取りました。

かく言う私も、30歳でマネージメント職に就き、年上部下を何人も抱えてきたため、本音で指導するにはどうするべきかという事を常に考えてきました。

元々、大学の研究室で年上・年下関わらず発言しない奴はその場にいないのと同じという教育を受けてきたため(Mckみたいですね)、年上だろうが役員相手だろうが、思った事ははっきり言うタイプで、ポジションを取れというコンサル業界においてはあまり苦労はしていないのですが(逆に新卒時代はズケズケと物言う部下であったため、先輩方から苦しめられましたが)やはり部下となると、相手によっては気を遣う面もあるわけです。

本書はそんな悩める上司たちに対して、究極にわかりやすいフレームワークと著者の経験をもとに部下とのコミュニケーションの在り方を紹介していきます。

本書の最大のポイントは前半部分に示されており「徹底的な本音」で部下との間で強力な関係を作って、以下の図に示す上司としての3つの責任を果たせという事を述べています。

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責任を果たすための強力な関係を「徹底的な本音」の関係と本書は定義し、以下の様なフレームワークの中で4象限の右上の事象として整理されています。

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心から相手を気にかけながら、言いにくいことをズバリ言うということなのですが、これを上司が行う事で、部下は賞賛も批判も受け入れられ、部下同士の間にも本音の関係が伝染し、結果に向き合えるようになるというのです。

確かに、本音で言い合える部下との関係を思い出すと、どんな困難なプロジェクトでも最終的な結果に結びついているのです。他方で、本音で向き合えていないかもと思える部下とのプロジェクトでは、もっとこうすれば結果がでるのにと思う事の方が多いのです(つまり、本音の指導ができていない)

では、どの様にして後者の様な部下と徹底的な本音の関係を構築していくかは本書のPART2に解説が為されている様ですので、読み進めていきたいと思います。

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