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どんな人がイップスになると思います?

おはようございます。

北海道札幌市メンタルトレーナー秋山です。

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今日のテーマは、「どんな人がイップスになる?」です。

まずは、


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目次

1.ギャップ

2.考え方と捉え方

3.求めすぎ?

4.甘えじゃないよ

5.まとめ



【1.ギャップ】

ギャップ。

それは、やりたい事とやっている事にギャップがあるという事。
このギャップというのは、技術面と心理面の両面です。

技術面では、本来自分の体が求めているプレーと実際のプレーにギャップがあるという事です。

人の体はそれぞれ違います。
筋肉も違えば骨格も違います。
ということは、プレーも人それぞれなのです。
もちろん基本の形はありますし基本が大事なのは大前提ですが、型にはめ込もうとしすぎると理想と現実にギャップが出てくるのです。

野球で例えるならば、背が高いピッチャーだから角度を生かして上から投げなくてはいけないとかキャッチャーだから小さなフォームで上から回転の良いボールをなげなくてはいけない…などです。

もちろん、背が高いピッチャーが角度をつけて投げられれば武器になりますしキャッチャーも小さなフォームで素早く投げられるに越した事はありません。
しかし、この~しなくてはいけない、~じゃなくてはいけないという思い込みが危険なのです。

背が高くてもアンダースローでもいいし、キャッチャーでも少し横から投げてもいいんです。
絶対こうじゃなければいけないなんてありません。

監督やコーチの指導がイップスに大きく影響する場合もあります。
無理矢理自分の理想のプレーを押し付けるのは、危険です。
アドバイスはたくさんしてあげていいと思いますが、その後にそれを選ぶかどうかは選手本人だということや、その指導によってイップスを引き起こす可能性があることを忘れずに指導してほしいと私は考えています。

もちろん厳しく指導する場面もあると思いますが、その指導でイップスになる可能性があることを知っているのと知らないのでは大きな差があります。


【2.考え方と捉え方】

イップスで悩む選手の心理は、現実に起きている出来事や物事に対しての考え方や捉え方が極端にマイナス思考となり不自然な状態となります。
例えば、
・異常に人目が気になる
・失敗するイメージしか浮かばない
・笑われているような気がする
・過度な緊張感

これらは、どこから来るのか。
それは、イップスを発症するきっかとなった出来事に関係しています。
例えば、ミスをして怒られた。大舞台で失敗してしまった。笑われた。などイップスで悩んでいる人は思い当たる場面があるはずです。
しかし、それだけがイップスの原因の全てではありません。
実はその人の小さな頃からの脳のクセ、思考のクセが大きく影響していたのです。
どういう意味か。

それは、承認欲求が強いことです。

承認欲求には、自分と他人の2種類が主です。



【3.求めすぎ?】

それぞれ説明します。
まずは自己承認欲求とは、自分を認めたいということです。
認めたいと思うということは逆に言うと、今は自分の理想ではなくもっともっと上を求める事でもあります。
これは、決して悪い事ではなくむしろ良い事です。
現状に満足せずに努力することにつながるからです。

しかし、この自己承認欲求が強すぎるとどうでしょうか。
自分が成長しても成長しても、満足できずに自分を認めることができません。
例えば、7割だった成功率を8割に上げたとしても2割はダメなんだと成長しているところではなく、できていないところを見てしまう傾向になります。

次に他者承認欲求ですが、これは読んで字のごとく他者に認めてもらいたいという欲求です。
例えば、良いプレーをした時に指導者や親に認めてもらいたいと感じることです。
この他者承認欲求が強すぎると自分を苦しめるということです。これが強すぎるともっともっと認めてほしいと考え、更にはこれだけやっているなに何で認めてくれないんだろう。となり不満に感じたります。

逆に他者承認が気になり思い切ってプレーできなくなることもあります。
これが、特定の人の前でいつものプレーができなくなってしまう原因のひとつです。
監督がいると上手くいかない。
観客がいると上手くいかない。
他人に迷惑をかけられない。
などです。

では、どうしたら良いか。



【4.甘えじゃないよ】

それは、目標は高く掲げたまま現在の自分を認め受け止めることです。
受け止めるとは、良い部分と悪い部分の両方です。

過去の輝かしい栄光や未来の不安も関係ありません。
また、成功するか失敗するかも考えなくてよいのです。
今の自分が出来ることに集中することが一番なのです。

イップスの選手は、失敗をしてしまうという未来の不安に襲われます。
考えないようにしようとすればするほど大きくなるものです。
考えないようにと考えるのではなく、今やれることは何なのだろうと考える方が、脳はスムーズに動き体もスムーズに動きます。

例をあげると。
ゴルフでのアプローチの時に、柔らかいショットでしっかりとボールを捉えなくてはいけないと考えてトップしてしまう。
野球のトスバッティングでストライクを投げなくてはいけないと考えてストライクが投げられない。

また、日常生活で言うとダイエット中に食べてはいけないと考えているのに、結果的に食べてしまう。などは典型的な例です。



【5.まとめ】

今日は、イップスになりやすい人の傾向を書かせていただきました。

もし、あなたもイップスで悩んでいるのであれば自己分析の参考にしてほしいと思います。

一人で悩んでいる時間はもったいありません。

お気軽にご連絡くださいね。

それでは、また。


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・北海道メンタルクリエイション 代表メンタルトレーナー ・イップス研究所 札幌支所 支所長 ・著書「不安な気持ちで最高の結果を出す方法」出版 小学生~プロアスリートのメンタルサポート。日本一、全国大会、海外大会出場者多数輩出。