関東在住のベトナム人が集う埼玉の南和寺【#4】
昨日2月1日は中華人民共和国(香港、マカオ)のほか、台湾、シンガポール、韓国、北朝鮮、ベトナム、マレーシアなど中華圏の国の祝日でした。
この2年、コロナ禍で母国に帰国できなかった留学生や技能実習生も多く見受けられました。旧正月も家族と過ごせないのはかなり精神面にも来ます。一方で日本には外国人が集うことができる場所のひとつにお寺があります。今回はベトナムの人が多く集う埼玉県にある南和寺について書いていきます。
南和寺とは?
ベトナム難民を中心とした在日ベトナム人が資金を出し合って、建立された本堂と集会所からなるベトナム仏教寺院です。名前の由来はベトナム「越南」の「南」と、日本の「和」からそれぞれ1文字を取ったものです!
こちらのお寺は2006年頃に建てられました。毎週日曜日にベトナムの人が各地から参拝に集まります。そして1月1日の元旦や2月1日の旧正月には関東全域のベトナムの人が大集合。ただ2月1日は日本企業の理解が得られない限りお休みがもらえないため、母国への帰国どころかこちらのお寺にも顔を出せない人もたくさんいるため、旧正月の参拝は元旦に比べて少ないです。
南和寺のアクセスはこちらから↓
お寺ではどんなことをするの?
基本的には皆さん参拝をしてから、集まった方々でお話をしたり個人的な悩みを住職や運営中心メンバーに相談したり、あとは一部の方が持ち寄った精進料理を全員に行き渡るように配膳して食べたりなど、朝9時から15時くらいまでやっています。少し顔を出して帰る人もいれば、最初から最後までずっといる方もいます。
過去にテレビの取材を受けたことも!(お寺の中の様子)
精進料理のレパートリーが豊富すぎる!
ちなみに精進料理のレパートリーもすごいんです!
・肉なし揚げ春巻き
・緑豆からできたベトナムの甘いデザート(チェー)
・動物性の出汁を一切使わずに作った麺料理 など
野菜がメインでしたが、少しこってりしていてお腹にもたまる上、ヘルシーでこれは日常生活の中で取り入れたいと思ったお料理でした🤗
(他のお料理の写真も撮ればよかった・・・)
こんな感じでお寺の前の道に長テーブルを置いて寸胴がいくつも並べられて何百人の参拝者が来ても大丈夫な量のお料理が準備されています。
※写真はコロナ前の様子
しかもお料理はどんなに食べても、すべて無料です!!
太っ腹すぎる・・・
お料理はここに参加している方々が個々に家で仕込んで持ち寄ったものや、当日の朝早くお寺に来てお金を出し合って材料を仕入れて作ったり、まさに共助で成り立っています。
旧正月の様子
こちらはコロナ前の様子ですが、ベトナムのお祝い事には欠かせない獅子舞と爆竹も。※周辺は空き地なので騒音等の心配はありません
ベトナムの人に限らずどなたでも参拝OK
こちらのお寺は主にベトナムの方が多いですが、どの国の方が行っても大丈夫です。日本の方も参拝にいらしてます。(パートナーやご夫婦どちらかがベトナム人で付き添いの方や、ベトナムが大好きで来てくださる方など)
HOME IN JAPANメンバーにこちらのお寺の中心メンバーが在籍していますので何かご質問等ございましたらコメントやDM等お問い合わせくださいね🤗
ベトナム語の無料レッスン
南和寺には日本語を話せるベトナムの人がたくさんいます。もしベトナム語で詰まったとしても日本語で質問をすれば丁寧に教えてくれます!ただ事前にある程度簡単なベトナム語を身につけてから現場で実践した方が良さそうです😊先日「いちばんやさしい使えるベトナム語入門」の本を持ってきてベトナム語を学んでいた方がいましたが、ある程度皆さんに伝わっていましたね!あとは本では分からないイントネーションなどは実践で現地で教わりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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