「遠い空の向こうに」

ウェストヴァージニア州の
小さな炭鉱町で生まれ育った
一人の少年はある日の晩、
夜空に猛速度で飛ぶ星を見た。

1957年10月ソ連が打ち上げた
人類初の人工衛星だった。
この目撃以来、ホーマー少年は
ロケットに魅せられてしまう。

炭鉱リーダーの息子故に
親父はそんな夢はさっさと止め、
炭鉱で働けというのだが、
仲間たちとロケットを作り出す。

女性教師が彼らの真剣さに
自分もロケット開発に夢を見る。
母も炭鉱夫たちも彼らを応援、
遂にロケットは飛行に成功する。

高校代表としてホーマーと3人は
国際学生科学技術フェアに参加、
優勝校の栄誉を獲得し、
全員奨学生として大学に進学。

ホーマーはNASAの技術者となる。
引退後に彼は自分の伝記を書いた。
それがこの映画の原作となった。
「ロケットボーイズ」の別題を持つ
“OCTOBER SKY”である。
日本の題名は「遠い空の向こうに」。
正真正銘のノンフィクションだ。