75 辻村深月『サクラ咲く』
3つの短編集。表題作の「サクラ咲く」が大好き。自分の意見を言うのが苦手なマチが、少しずつ自分と他人を理解し変わっていって、自己肯定できるようになっていく成長が、自分と重ね合わされて響く。本に挟む便箋でのやり取りも温かみがあって、とっても瑞々しい作品。
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