星 新一短編ドラマ「見失った表情」 ・美容整形の次に求めるものは
星新一さん原作の「見失った表情」を見ました。あらすじは以下。
なにより原作が1961年、今から63年前ということに驚かされます。
1926年生まれの星新一さん。人の本質を見抜く、そしてそれを作品として想像する、その能力に圧巻しました。
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美容整形に関しては、外見を綺麗にしたいという心情はわかります。私自身、二重になりたくて高校生の時にアイプチをしていました。
(その後、高2くらいに風邪を契機になぜか自然と二重になり、そのまま二重になりました。若干、記憶は曖昧ですが。)
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外見を整えることで、自分に自信がつくことで能動的になり、その結果、何事にも挑戦できたり、気持ちが前向きになることで何かしらの結果が伴い、それが自己肯定感に繋がる、ということはあると思います。
でも、それは外見を整えるだけで解決することとは違うわけで。
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私も高校生の時のアイプチから始まり、今も美容家と言われる方のインスタをチェックしたり、0歳の末っ子が小学校卒業までまだ11年。年相応の綺麗なお母さんで在りたいぜ〜と思っています。(ちなみに小学校生活トータル16年予定・・お局母ですね・・。)
でも、外見ばかりに目が行き過ぎることも人としてバランスがおかしくなると思っていて。人間の大切なところを置いていき、人間臭さがなくなっていくような気がするのです。
整えば整うほどに。
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星新一さんの「見失った表情」もまさにそんな人間の本質がテーマでした。
外見を手に入れても、その奥深くにある、自分自身はもちろん変わりません。表情は外見とは関係なく、生き生きと能動的に自分の人生を歩んでいる人は年齢を重ねるほどに魅力が増していくことは、自分も年齢を重ねるごとに感じています。
表情操作機によって、本来は自分の湧き上がる感情で、自然と生まれる表情すらもコントロールしようとするこの作品。
自分の内面から湧き上がるものにフォーカスせず、外側ばかりを作ろうとする姿は、現代のSNSの世界で自分を綺麗に高尚に魅せようとし続ける世界と同じで。
私もそうなりがちなので、心に刺さるわけです。
そうした人間くささに蓋をすればするほど、無駄に自分で自分を苦しめて、人と距離を生み出して、自分で孤独になって、勝手に生き辛くしていく、それが現代人の心の問題にも繋がっているように思います。
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私も自分の人間臭さに蓋をしてきたので、それらが摂食障害やアトピーの根底だったと今は認識しています。(これはまた改めて綴ります。)
自分をオープンにすることを恐れない方が実は生きやすくて、でも、自分をオープンにするって自分のマイナス面も当然オープンになるし、相手からの反応もあるから一見苦しく感じる。
さらに、中身がスッカラカンだと、自分をオープンにすると自分の浅はかさや無能さがバレちゃうからオープンに出来なくなるものです。笑
実はこれが結構痛くて、むしろ一番痛かったりして、だから自分を開示するって怖いのですよね。
でも、そこでいくら外見整えて表情操作機で整えたところで、問題は当然、解決しないわけです。
これは他の悩みも同じことで。タイムウェーバーセッションではそんな自分の課題を明確にして必要な解決策も提示します。
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星新一さん、有名な方だと思いますが、私は存じ上げず。この作品も占星術のサビアンシンボル分析家の夫におすすめされました。
自分が惹かれる相手には必ずサビアンシンボルの一致があります。
私と星新一さんの共通点はハウメアという小惑星。
私のドラコニックチャートのICに、ジオセントリックのハウメアがオーブ1度以内でトランスチャートで合です。そのハウメアにはトロピカルチャートの火星と同じ度数でオポジション、軸形成。(誤差なしの同度数はレアです。)
つまり私にとってハウメアは強い意識を持ちます。
星新一さんも同様でIC(D)にハウメア(SH)がトランスチャートで合。さらに!星さんの火星(D)にハウメアがトランスチャートでオポジションという、これもまた私と同じ組み合わせ。
つまり私と星新一さんはいずれもICと火星にハウメアが強く影響している同士です。これは小惑星と5種のチャートを見ないとわかりません。
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こうして星新一さんを通して、自分を知ることに繋がり、世界が広がることはとても嬉しいです。
今の私にとって、ハウメアの象意が重要であり、それを星さんの作品からヒントを得ることが出来るわけです。
それを提供しているのが夫のエビデンス・ベースド・アストロロジー / 5チャート分析セッションです。(次回受付は2025年以降となります。)
占星術の要素の中でも、いかにICが重要となるかを、夫が今、記事にしています。その前にこちらの記事からぜひ。
ということで、星新一さんの先見の目に唸らされるとともに、時代が進化しても、人間の本質の悩みや葛藤は大きく変化しないということも教えてくれた作品。
生後9ヶ月の末っ子をみていると、喜怒哀楽が直球で、そこに心を奪われます。大人になったらそんな風に生きられないけど、もっと人間くささを認め、味わっていきたい。
そんな意識が、作られたものではない、内側からの魅力を放つのだと思います。
タイムウェーバーセッションは末っ子が保育園に入園後、6月以降に再開予定です。
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