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著…阿部佳『もっと前へ、日々進化 コンシェルジュの仕事道』

 きっと「プロフェッショナルの仕事」とはこういうことなんだ…と学べる本。

 冒頭に「グランドハイアット東京」の客室の写真が小さくではありますが載っていて、その豪華さにうっとり!

 わたしはまずこの写真に見入って、ここに宿泊している自分を妄想して楽しみました。

 いつか本当に泊まってみたいです。

 そしてコンシェルジュの方にお世話になって、素敵な旅の思い出を作りたいです。

 …。

 …夢くらい自由に見ていいじゃないかっ!

 見せておくれっ!

 さて、

 お客さまの「やあ、また来たよ」の声を聞くために終始、プロの仕事に徹する。

(著…阿部佳『もっと前へ、日々進化 コンシェルジュの仕事道』プロローグ前ページから引用)


 という、コンシェルジュの方々が日々向上させている、相手の気持ちに気づき、相手の気持ちで考えて手と心を尽くして行動する「ホスピタリティ」というものを、わたしも参考に…というかもう盗むくらいの気持ちで学びたいです。

 わたしは社会福祉士なので、コンシェルジュとは業種が異なるのですが、特に、

 質問や提案を投げかけながらお客さまの表情、反応を見て、言葉にはならない行間も読んで、ご本人も気づいていない本心をも見つけようとします。

(著…阿部佳『もっと前へ、日々進化 コンシェルジュの仕事道』P17から引用)


 というところがコンシェルジュと社会福祉士の共通点だと思います。

 その対象が、コンシェルジュの場合は「お客さま」。

 社会福祉士の場合は「悩みを抱えている人」。

 ですから、社会福祉士を志している人や、現役の社会福祉士にも、こうしたコンシェルジュに関する本をおすすめしたいです。

 ソーシャルワークのヒントを得られるから。

 この本に載っている、

 お客さまが知りたいであろうこと、私たちが知っておいたほうがいいことを、自分たちなりの情報として整理します。リサーチとして行くときは、コンシェルジュと名乗って特別扱いされたのでは普段の状態がわからないので、あくまでも一般の客として行きます。そして、今後、お客さまが頻繁にお世話になると思われる場合は、改めてごあいさつにうかがうようにします。

(著…阿部佳『もっと前へ、日々進化 コンシェルジュの仕事道』P22から引用)


 というのも真似したいことの一つ。

 今はインターネット、テレビ、本など様々な情報源があるので、自分の目や耳や舌などで確かめることなく「知ったつもり」になってしまいがち。

 しかし、普段の様子を自分の目と耳で確かめることに勝るものはありませんね。



 〈こういう方におすすめ〉
 プロフェッショナルの仕事とは何か学びたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 一時間半くらい。

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