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著…岡田よしたか『オニのきもだめし』

 ゆる〜く楽しめる絵本。

 主役は、なんと流暢な大阪弁を話す赤鬼2人!

 という設定だけでも、何やら面白そうなことが起きそうな予感。

 赤鬼2人は終電を逃してしまったので、歩いて家に帰ることにしました。

 この2人、鬼なのにビビリです。

 人魂がひゅる~と飛んでくると、

 「うわっ なんか とんできよったで」

 と怖がります。

 幽霊が現れると、

 「うわっ でよった でよった。なんや きみは」

 と、これまたドキドキ。

 鬼の方が強そうなのに、そうとも限らないのでしょうか?

 2人はおっかなびっくり夜道を歩いていきます。

 仲良しで素敵。

 何が現れても怖がるので、

 「かさおばけやー」

 「うわーニワトリやー」

 「うわーにんげんの こやー」

 と悲鳴をあげて家路を急ぎます。

 人間の子は「うわっ オニや!」とびびるのですが、当の鬼2人には人間の子を怖がらせるつもりはありません。

 そんな余裕はこれっぽっちも無いのです。

 オチも面白いので、是非読んで確かめてみてください。

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