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原作…エドゥアルド・ウスペンスキー 訳…こじまひろこ 文…やまちかずひろ『チェブラーシカ』

 大人の心をもキュンとさせてくれる、優しい色彩の絵本。

 ※注意
 以下の文は、結末まで明かすネタバレを含みます。
 未読の方はご注意ください。


 わたしは今まであちこちでチェブラーシカを見かける度、「愛らしいなぁ。どんなキャラクターなんだろう?」と思い続けてきたので、この絵本によってどんな子なのか知ることが出来て嬉しいです。

 ちなみに、チェブラーシカの名前って「転びやすい」という意味なんですね!

 なんだか可愛い。

 しかも、うっかり南の国からロシアまで行っちゃって、でも慌てず騒がず、ロシアで友達をたくさん作るような、ほわわ~んとした子なんですね。

 なんて優しい世界。

 また、いたずら好きな性格のせいで皆の中に溶け込めない老婦人シャパクリャクさんが、チェブラーシカとみんなが楽しそうにお家を建てている様子を見て、お家を小花で飾ってくれた…というエピソードも好き。

 お家を小花で飾ったのがきっかけで、シャパクリャクさんは皆から受け入れられました。

 シャパクリャクさんは「これからはすこしいじわるをへらします」と紙に書いてみんなに発表。

 「すこしへらします」ということなので、いたずらを完全にやめるわけではなさそうですが、そういう完全に善良というわけではないキャラクターも受け入れてもらえる世界って、なんだかとっても心地よいですね。



 〈こういう方におすすめ〉
 チェブラーシカが好きな方。

 〈読書所要時間の目安〉
 30分くらい。

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