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著…五百田達成『察しない男、説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方』

 男性的な考え方と女性的な考え方の違いを比較出来る本。

 人それぞれ個性が異なるので、誰もが必ずこの本の通りに考えるわけではありません。

 しかし、「そう考える傾向がある」と知っておくのは大事ですよね。

 「この人とは言葉が通じない。ならば、どうするか。カタコトでもいいので通じる言葉を探すのです」
(単行本版P253から引用)

 という文が示す通り。

 たとえば、お互いの母国語を理解出来ない日本語ネイティブと中国語ネイティブが共通言語(たとえば英語)を使って意思疎通をはかっているところをイメージすると分かりやすいです。

 この本の場合、男女間の共通言語を「男女語」と名づけています。

 「男女語」を学ぶことで、男女間の不幸なすれ違いを少しでも減らせたら良いですよね。

 各項目について『ひとくち男女語会話』というタイトルのコラムも付いているので、男女でコミニュケーションをする際の参考にすると良いと思います。

 たとえば、

 ●男はナンバーワンになりたい
 ●女はオンリーワンになりたい

 という項目についての男女語は、

 男「僕にとって特別な人なんだ」
 女「世界でいちばん、好き!」

 だそうです。

 もし男性が女性に「君が一番だ」と言ってしまうと女性は「二番がいるってこと?」と勘繰ってしまってとっても危険。

 また、女性がアイドルやタレントを見てはしゃぐと男性は嫉妬してしまうので、「全人類の中でいちばん好き」ということを示すのがポイントなのだそう。

 うーん、それはたとえば好きな女性が「平野紫耀くんってかっこいい♡」とか「中村倫也さんって色っぽい♡」と言っただけで男性はムッとするということですよね?

 わたしは女性なので、「明らかに生きている世界が違うのにどうして男性は嫉妬するの?」と不思議になってしまいますが…。

 それでも、芸能人に対してもヤキモチを妬くのが男性のさがだというなら、好きな男性の前では他の男性を褒め過ぎない方が良さそうですね。

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