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愛している君へ #2 【ミステリー小説】

*注意*
・残酷描写があります。苦手な方はご遠慮ください。
・タイトルは恋愛小説っぽいけど、恋愛小説じゃないです。

我儘で申し訳ありませんが、何卒、よろしくお願いします。





 前回の。(資料だけど、読んだ方が今後の展開についていきやすいと思います)


 前回のお話はこっち。







________その頃の捜査一課。


「清水さーん。これ、見てくださいよ」


 僕、高橋正義はそう先輩に呼びかけ、週刊Aを見せる。


「ん? どうした?」

「あの少し前の自殺事件、記事になっていますよ」

「そりゃあそうだろ。あいつらは、自殺者が結構な別嬪さんだったから、ネタになるって思って取り上げてるだけだろ」


 言い方に棘がある。
 この先輩はどうもマスコミが嫌いらしい。そんなに嫌わなくてもいいのに。


「まぁ、そうかもしれないですけど……。ここに『警察「自殺です!」』って書いてあるんですよ」

「なんでだ? まだ捜査は始まったばっかりだぞ」

「そんなのこの記者に言ってくださいよ。僕はそんなこと言ってませんって」

「そりゃそうか。誰だよ、変なこと言いやがったのは。まだ捜査が終わってない事件のことをこんな風に断定してマスコミに流したって犯罪にならない?」

「とりあえず、流した人物を調べてみます?」


 そう僕は言って、心の中で苦笑いした。

 だって、僕は誰が言ったのか知ってるんだからね。

 



 ________言ったのは僕。

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