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いくつになっても「全力」は楽しい

はじめに、この記事を書くにあたって意気込みを書かせてください。

毎日投稿をはじめて二日目にして、早くも書く時間が取れないというピンチ。

ほんっとうに時間がない。まじまんじ。

自分ルールを変えることでどうのこうのと言っておきながら三日坊主にすらならないなんて、そんなのプライドが許さない!なにがなんでも今日中に書いて投稿するぞ!!!!


というわけで、今回はタイトル通り「全力」について。

ぼくはかなりの飽き性で、浅く広くいろんな趣味に手を出しちゃってる。
ギターとかゲーム制作とか絵とか、数えていると日が暮れてしまう。

そんななか、少しの期間だけだが、自分としてはかなり全力を注ぎこんでいた趣味があった。

競技プログラミング、略して競プロと呼ばれるものだ。

プログラミングで問題を解いて「レート」を稼ぐという半分ゲームみたいな感じなんだけど、競プロの具体的な内容は今後じっくり記事にしたいので、とりあえず割愛。

とにかく、大学一年生ごろから三年生ごろにかけて、べらぼうに競プロにのめりこんでいた。レートを稼ぐために競プロのコンテスト時間に生活を合わせ、深夜2時くらいまでやってる海外のコンテストにも毎回参加していた。


今思えば、あれは大学生だからできたハマり方のように思う。

仕事があれば夜(朝?)二時のコンテストなんて出れないし、そもそも毎日もできないからレートは落ちる一方。

そんな状態でモチベが続くはずもなく、ここ三年は競プロのことなんてすっぽり忘れていた。

ところが。

たまたまスマホの漫画アプリでセールをしていた「火ノ丸相撲」を読んだときのことだ。

ちっちゃい体で横綱を目指す高校生の主人公・潮火ノ丸が、太刀高相撲部の仲間たちとともにあらゆる逆境を乗り越えていくスポコン成長漫画で、これがすこぶる面白い。

心・技・体すべてが問われるのが相撲。
体が小さいという圧倒的に不利な状況でも、「心で勝たずしてどうする!」と自分を奮い立たせ、死んでも心では負けないという潮火ノ丸の横綱相撲ならぬ火ノ丸相撲

いや~あちぃ。だいすき。

あひるの空とかちはやふるとか好きな人にはきっと刺さると思う。


そんな潮火ノ丸の熱い青春に自己を投影してしまったぼくは、自分でもなにかに全力を注いでいないと気がすまなくなってしまった!

今まででいちばん全力だったことってなにかなーと考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのは大学生のころの競プロの記憶。

思い出してからは速かった。

忘れていた競プロの熱は一気に吹き上がり、いてもたってもいられなくなったぼくは読み終わると同時にパソコンの電源を付け、晩御飯を食べるのもわすれて「競プロ」に向き合った。

「当時の最高レートを更新するまではやめない」

そう決めた。


が、三年分のブランクがそう簡単に埋まるはずもなく。

それから三週間、ひたすらにレートを溶かす日々が続いた。

正確にはレートが変動するのは毎週一回あるコンテストだけなので、三週間ひたすらにコンテストで負けまくった。

しかしぼくはやめなかった。

むしろ盛り上がっていた。
じぶんのことを少しだけ潮火ノ丸だと思っていたぼくにとって逆境は乗り越えるものでしかなく、「なんのこれしき!」という気持ちで競プロに挑み続けた。


そして、三ヵ月が経った今。


ついに最高レートを更新した!!!!!!!!

意味わからないと思うけど見て!!!!


正直めちゃくちゃうれしい。

こういう嬉しさって、部活で試合に勝ったときとか、受験に受かったときに似ている。

結果だけでなくそこに至るまでの過程でどれだけ「全力」だったかによって、きっと放出される幸せホルモンの量も変わる。

過程「が」大切なんじゃない。

過程「も」大切なのだ。

全力で良質な「過程」があって、それに見合う「結果」があってこそ得られる快感がある。

その快感がなににも代えがたいのは、その経験がある人ならだれもが了解してくれると思う。


競プロの新たな目標はレート1600と決めている。それに見合う「全力」を注ぐつもりだ。

もしぼくのように色んな趣味をつまみ食いしている人がいたら、一度なにかにガチガチの全力で挑んでみるといいかもしれない。

競プロやあなたが選んだ「それ」に心の底からの全力を注ぐ価値があるのかはわからないし、どれだけ頑張っても結果が出ることも保証されてはいない。時間がむだになるかもしれない。

それでも、勝てないかもしれないけど心の底から全力をふりしぼって、そして勝つ。

そんな、火ノ丸相撲をとっていたい。

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