アートボード_1-100ssのコピー

ワークショップにもデジタライゼーションが必要だ(第1回)

WHITE Inc.の細谷です。
サービスデザインのお仕事をさせていただいていると、ワークショップだったり、ブレストだったり、ポストイットを使う機会が多いと思います。

だいたい人数かける20枚から40枚ほど使いますので、数百枚になり、
それらを模造紙にまとめ始めるとオフィスの壁を模造紙が埋め尽くします。

弊社では、2・3チームが並行して動くことが多いので、この模造紙を貼るスペースの取り合いになり、下記のオフィスの壁という壁にポストイットが貼り付けてあることも・・・

1日で終わらない場合は一度模造紙にまるめて、朝来て貼り直して・・・という作業がクライアントに提出する写真を綺麗に撮るまで続きます。

これはスペース的にも負荷になりますし、毎朝粘着力の弱ったポストイットと対峙するのはストレスにもなります。もちろん他の仕事をしているメンバーにも迷惑をかけている自覚もあります。

今こそ、ワークショップのデジタル化だ!

ワークショップの過程を
1:発散(アイディエーション)
2:集約(セレクション)
3:体系化(ディスカッション)
の三つに分類した時に、
1の発散に関しては、
・参加者のリテラシーがバラバラ
・デジタルデバイスを人数分用意する手間

などの理由で「ポストイット+ペン」を利用する方が運営もしやすいです。

(特に絵を書いたりする場合、デジタルデバイスだと大変)

しかしそれ以降の過程に関して言えば、デジタル化するメリットの方がおおそうなので、

1:発散(アイディエーション)
ーーーーーここまでアナログーーーーーー
2:集約(セレクション)
3:体系化(ディスカッション)

というスタイルでワークショップをデジタル化していこうと思います。


ポストイットのデジタルデータ化

ここで取り出したるはPost-it®純正アプリ"Post-it® Plus App"
ポストイットを製造販売している3Mさん公式のアプリです。
(こんな便利がアプリの評価が2.9なんて信じられません)

日本語化はされていないものの、簡単な英語かつ、UXがしっかりしているので、英語が苦手な人でも簡単に使えます。

このように壁に貼ったポストイットを

アプリを立ち上げて写真をとるだけで、

正方形のポストイットを自動で認識!!データ化してくれます。

整頓したり、順に並べ替えてくれたりと
一枚ずつ画像化しているからこそできる操作です。

もちろん一枚一枚新しい形に並べかえることもできます。

みんなで編集できる準備をしよう

ただこのアプリは、デバイス内で組みかえることはできるのですが、
メンバーと協議をしながら作業することは不得手です。

そんな事情も踏まえてか、このアプリの出力メニューは充実しており、
並び替えたボードを画像にして出力するだけでなく、
一枚ずつ編集可能な.pptxや.xlsx加えてzipファイルが選択できます。

一番下の"ZIP archive with images"を選べば、
付箋が1つずつJPGになったデータを圧縮したファイルが手に入ります。

一枚の付箋はどれだけ近寄って撮影するかによりますが、
300px x 300px  ~ 1000px x 1000px程度の画素数で取得できるので、
プレゼン資料にもそのまま使えるのも良いポイントです。

次回予告

この方法で取得した画像を使って、"MURAL"上での共同編集・ワークショップの進め方について書きたいと思います。


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