見出し画像

いま、どうしても辛い君へ

いま、どうしても辛い君へ。

どうしても辛くて、絶望してしまうことがある。
それがずっと続く暗いトンネルみたいで。
出口が全く見えないことがある。

それでも。
死なずに生きて欲しい。

そんなに多くのことをできなくていい。
何もできてなくてもいい。
今日生きてるだけで100点だ。

どうしても辛いときがある。
でもそれは必ず終わる。
時間が経てば必ず終わる。

もし生き残ってくれたら、
その辛い経験が君の力になる。

君にしか救えない人がいる。
辛い思いをした君だけが話せることがある。

慌てなくても、いつか死ぬ。
だから今は生きてみよう。

僕も死のうとしたことがある。

うつで借金まみれで働くこともできなくて。
裏切られてかなしくて。
もう何もかもダメだった。

自転車で東京から富士山まで走った。
死ぬために。

だけど。
富士山から見た朝焼けがきれいだった。

こんなにきれいなものがあるんなら、もう少し生きてみようと思った。

死ぬのをやめて、また自転車をこいだ。

そして、海沿いを自転車で走った。

海の向こうに富士山が見える。

きれいだった。

この土地に住もうと決めた。

そして。
カフェで働いて、少しでも誰かの毎日に関わろうと思った。

僕のコーヒーが、
僕の笑顔が、
僕の『おはよう』が、
誰かの救いになるかもしれない。

そう思って、いろんな街で働いた。

今は少しカフェの仕事から離れているけれど。
必ずまたいつか、バリスタとしてもどってくる。

その時、話をしよう。
君の辛かった話を聞かせてほしい。

一緒に泣いて。
笑って。

そしてコーヒーを飲もう。

その時まで、生きていよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?