ハンサムコーヒー

誰かの居場所になれたらいいな。 そう思って元バリスタが書いています。 うそみたい…

ハンサムコーヒー

誰かの居場所になれたらいいな。 そう思って元バリスタが書いています。 うそみたいな本当の話 本当みたいなうその話 芸術家 モデル 夜のお仕事 パン屋さん バリスタ 現在ニート いろんな仕事をやってみて考えたことをのんびりと綴ります。 どうぞよろしくお願いします。

最近の記事

今こそ精神論

精神論。根性論。 全然世代じゃないけれど。 嫌いじゃない。精神論。 人に言われるのは嫌い。 先生に言われるのも嫌。 上司に言われるのはなお嫌い。 でも自分に対してはいい。 『アメリカの有名な論文で』とか、『最近のドイツの研究で』とかっていう根拠を提示されるのが苦手。 『根拠はない!魂がそう言っている!』くらいの方が笑える。 『つまりは、パッションだ』みたいな。 根拠好きな人多いよね。 理由があると安心できるのかな。 まあ、会社で説明するときに、論理的に根拠のある

    • 君が頑張れなくても。僕は君が君であることがいいと思う。

      いま、頑張れなくて、辛くてどうしようもない君へ。 無職でお酒飲んでギャンブルに手を出して、彼女に振られて借金がある君へ。 いや、それはぼくだ。 君が今、どんなに頑張れなくても、僕は君がいいと思う。 頑張れない時。それはだれにだってある。 頑張れていたのに頑張れなくなることもある。 頑張るのが苦手な人もいる。 僕は、躁と鬱をくりかえした。 炎のように燃えたぎる情熱があるときもあれば、 何もやる気が起きなくて、ずっと寝てる時もある。 自分を奮い立たせるためにいろいろ

      • くだらなければ、くだらないほどいい。

        おもしろければなんでもいい。 とくにタメになることなんて、そんなにないし。中途半端な知識ほどつまらないものはない。 無意味に熱いとか。 俺が間違ってるのわかってるけどムカつくとか。 理不尽なこと思いっきり言うとか。 コスパやタイパに思いっきり逆行する、どうでもいいことに長い時間を費やすのがいい。 この、くだらないが難しい。 作品を見た時に『何かメッセージがあるんじゃないか』って思う人がいたりする。 その場合もあると思うけれど。 作品はそこにあるだけで。 メッセー

        • いま、どうしても辛い君へ

          いま、どうしても辛い君へ。 どうしても辛くて、絶望してしまうことがある。 それがずっと続く暗いトンネルみたいで。 出口が全く見えないことがある。 それでも。 死なずに生きて欲しい。 そんなに多くのことをできなくていい。 何もできてなくてもいい。 今日生きてるだけで100点だ。 どうしても辛いときがある。 でもそれは必ず終わる。 時間が経てば必ず終わる。 もし生き残ってくれたら、 その辛い経験が君の力になる。 君にしか救えない人がいる。 辛い思いをした君だけが話せる

          どのくらい虚像が好き?

          おもしろければなんでもいいかな。 別に真実じゃなくても。 事実じゃなくても。 ニュースも、一つの出来事を、無理に膨らませてなんとかかんとか書いてるだけで、ほとんど推測と感想だったりする。 インタビューも都合のいいものを採用するんだろうし。 SNSはいいことばっかり載せるんだろうし。 YouTubeもきっと『そういう設定の人』がやっているんだろうし。 名前だって適当なんだし。 身長も体重も適当でいいし。 学歴も出身も何もかも適当でいい。 嘘じゃなくて、キャラ設定。 それ

          どのくらい虚像が好き?

          無職の特権と代償

          雨の日の二度寝は、おそろしく気持ちいい。 雨の音、低気圧で気だるい体、温かい布団。 時間は無限にあるのだから、二度寝しない理由が見当たらない。 それにしても気持ちいい。 そこまで深くない睡眠で、どうでもいい夢を見る。 うとうと。 少し寝るつもりが2時間も寝ていた。 気持ちよかった。 それが無職の特権であり、醍醐味だ。 そして、辛いのが孤独である。 みんな働いてるんだもんな。すごいなぁ。 そんなことを考えながら、今日もコーヒーを飲む。 電車に乗って、会社に行っ

          無職の特権と代償

          久しぶりに人と話すと刺激が強い

          久しぶりに人と話した。 無職で引きこもりのニートがハローワークに失業手当をもらうべく、足を運んだ。 足立区のハローワークはキレイだ。 働く人もなんだか生き生きしている。 ハローワークの勝手なイメージは、薄暗くて、タバコ臭くて、ストレスフルで、 どうしようもないおじさんが怒鳴ってて、 死んだ魚みたいな目をしたスタッフが話を聞き流しているような場所だった。 しかし、そんなことはなかった。 人情味のあるおばちゃんが親身に話してくれたり。 セクシーなおばさんが仕事を一生懸命探

          久しぶりに人と話すと刺激が強い

          人の気持ちがわかるということがわからない。

          無職のつぶやき。 僕は人の気持ちがわからない。 わかる人がいるのだろうか。 考えはするんだけど。 どうしてもズレている気がする。 とくに。 感情的になるということが僕にはあまりないから、ズレてしまう。 仲が悪い、とかもよくわからない。 それが良いとか悪いとかもよくわからない。 『あそこは人間関係がわるい。どうにかしてこい』っていう指示。 いまだに納得できない。 上司が『大人なんだから適当に折り合いつけろよ』って言えば終わると思うんだけど。 そんな簡単なことでもな

          人の気持ちがわかるということがわからない。

          生きてるだけで100点ハナマル

          今日も生きてる。 それだけでとってもいいことだ。 人はいつか死ぬんだし。 毎日死ぬことに向かっているんだし。 人生に意味なんてないんだし。 もっと気楽に。 今日を生きてることを素直に喜ぼう。 死なないと思って生きるんじゃなくて。 死ぬんだから、ぼちぼち生きようと思う。 先のことを考えすぎない。 老後のこと。 みんな考えすぎだよ、ほんと。 お金のことで心配しすぎだ。 なんとかなるし。 なんとかならないこともある。 それでもぼちぼち生きてる。 SNSばっかり見てた

          生きてるだけで100点ハナマル

          演劇についてのお話。

          人生で1番長く続けたもの。 19歳から29歳まで舞台にたった。 そこから6年。 演劇は役に立った。 会社に勤めてからも、新入社員研修やワークショップ、バリスタの仕事に役に立っている。 演出的な目線は、店内の内装やオペレーションに役に立った。 デパートの接客コンテストでも賞を頂いた。 ショービジネスの目線や技術は他のビジネスでも運用できるんだなと思った。 まぁなんだって、本気でやっていれば、特にビジネスとしてやっていれば、役には立つということ。 でも、演劇ってチケッ

          演劇についてのお話。

          コンプライアンスの差

          地方に住んでいる友達が話していたこと。 40半ばの上司が部下に 『君はあれか、童貞か』 と言って笑っていたらしい。 その話をまた別の場所でしたら反応が面白かった。 かなりアウトだと思うけれど。 アウト具合に差があるなあと思った。 40半ば→普通のジョーク 30半ば→ダメだとわかっているけど別に傷つかない 20代 →かなり引いてる 昭和生まれの自分は、それはダメだと思うけれど、引きもしないし傷つかない。 慣れてるから。 そして傷つく世代の子達がいることもわかるか

          コンプライアンスの差

          旅とコーヒー。コーヒーは旅。

          どんな街にもカフェはある。 僕は旅先でカフェにはいる。 個人のカフェは面白い。 こじんまりとしたコーヒースタンドも、レトロな喫茶も。 どんなカフェも面白い。 基本的に国産のコーヒー豆なんてものはないから(少しはあるけど、沖縄とか)その地方の特産ということではないんだけど。 その店のマスターのセンスが光る部分を味わいたい。 技術はそこまで問わない。東京に住んでいたら、上手なラテアートなんていくらでも出てくる。 それよりも大事なのは世界観。 北陸を散歩していたとき。

          旅とコーヒー。コーヒーは旅。

          言葉を守る。表現の自由を守る。

          政治に対して、『若者はもっと怒った方がいい』という老人がいた。 怒りの感情。 例えば政治や行政に対する怒りがデモを生んで、訴えるような、学生運動みたいなことをやることは、今はあまりないなぁと思う。 それはどうして? それは活動が社会を変えられるというイメージがないからじゃないかな。 アメリカなんかだとデモにハリウッド俳優も参加して訴えたりしているし、それがニュースになったりするけど。 日本はデモをそこまでいいものとして扱わないし、白い目で見る人もいると思う。 もしく

          言葉を守る。表現の自由を守る。

          適当に生きよう。

          いま、つらくてボロボロでダメになりそうな君へ。 もう少し適当に生きてみよう。 自分にも人にも適当に。 例えばコンビニで、接客が適当だという人がいるけど。 適当じゃだめかな? 挨拶がなってないとか、遅いとか。 お金払って、商品が手に入ったならそれでいいはずなんだけど。 それ以上人に求めるから、自分にもかえってきちゃう。 自分も適当なんだし、相手も適当でいいやっていうくらいで生きても、死なない。 死ぬときは何やっても死ぬんだし。 たぶん、大丈夫。 真面目に生きたって、

          適当に生きよう。

          人権って?権利って?

          人権週間のポスターとか見ていて、なぜかハートとか手を繋いでいたりとか、そういうポスターが多い。 本当にその認識でいいのかな。 小学校とかでも、『人権はおもいやりで・・』みたいな文脈で習ってしまうけれど。 違う。 人権や権利は、その人が当然に主張していいもので、誰かのおもいやりとは関係ない。 生活保護は権利であって、市役所職員のおもいやりで受理されるものではない。 『心のバリアフリー』も多分違う。 心からなんとかしようとしている。 心のせいにしている。 心が追いつ

          人権って?権利って?

          君の居場所になれたらいいな

          君の居場所になれたらいいな。 そう思って、バリスタになった。 いつも通りの仕事をする。 お正月もクリスマスもお盆も年末も。 いつきても変わらない挨拶で迎える。 喋ってもいいし、喋らなくてもいい。 だれでもそこにいていい。 僕はいろんな街でコーヒーを出した。 鎌倉も横浜も表参道から地方の村まで。 どこだってカフェは必要なんだ。 相手が誰でも、変わらず話したい。 どこかの社長でも、学生でも誰でも。 その対応が嫌な人もいると思うけど。 一定数チヤホヤされたい人もいるか

          君の居場所になれたらいいな