見出し画像

2年ぶりに行きつけで飲んだレスカ。

先日、夫と買い物がてら、少し足を伸ばして散歩した。

寒いほどではないけれど、軽いトレンチコートを着ていてちょうどよい陽気。

桜並木では、風がそよぐ度に、桜吹雪が舞っていた。

今年も綺麗な桜が沢山見られてよかった。
写真にも少し収めたので、近日中に書けたら載せますね。

沿線のターミナル駅に戻ってきてから
あちこち、必要な雑貨や日用品を購入。

気づけばもう夜ご飯を食べてもいい頃合い。

どこで食べようか?

夫と相談しながら、ふと一軒の喫茶店を思い出した。

かつての私の行きつけの一つだったお店。

最後に行ったのは確か、2年前の1月で、
そのときは こんな風に疫病がまん延するなんて想像もしていなかった。

この約2年の間も、何度か行こうと思ったのだが
その時に営業時間のタイミングが合わなかったり。
行きそびれたまま2年が経っていたのだった。

「◯◯◯◯(そのお店の名前)、行こうか?」

夫にふと訊ねてみる。

夫ともかつて何度も訪れたことのあるお店。

居心地もよく、食べ物も飲み物も美味しい
そんなお店だ。

2年。

長いようで短いし、短いようで長い期間。
もしも様変わりしていたらどうしよう?

そんな思いもあった。

それと、足が遠退いていたことで、少し引け目を感じていたことも正直なところだった。

「いいよ。いこうか」

夫は笑顔でそう言った。

お店の前に来て、少し緊張した。

お店は、ドアを開けて階段を上がって二階にある。

一段、一段歩きながら心臓がドキドキするのを感じていた。

「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」

感染対策でテーブルの並びなどは少し変わっていたけれど

2年前に来たときのまま、の空気感。

ああ、帰って来た。

大袈裟だけどそう思いながら、席に着く。

席に着くと、メニューと水が運ばれたが
いつも朗らかに笑っていた女性店員さんがいない。

少し寂しいな。

そう思っていると、従業員部屋から女性がやってきた。

あっ、あの方だ。
いつもいらした、明るい方だ。

「いらっしゃいませ。いつもありがとうございます」

いつもありがとうございます

2年来てなかったのに覚えててくれた。

そんな些細なことだけど、うるっときた。

とにかく最初は喉が乾いていたから

軽食の前に二人とも、アイスレモンティー。

うん、グラスも、味も変わらない。

なんか、いちいち感動してしまう。

そのあと、夫は焼きそば、私も サラダうどん。
二人ともおにぎりつきのメニューだ。

飲み物は、夫は烏龍茶。

そして
私はレスカ もとい レモンスカッシュ。

なんか、ノスタルジックというか。

久しぶりの再会で嬉しくて。

レモンスカッシュを飲みたくなった。

そのレモンスカッシュがこちら

夫の烏龍茶より大きめのグラスに
満タンに入ったレモンスカッシュ。

乗ったレモンが踊っているような所も
お決まりのサクランボも。

嬉しかった。めちゃくちゃ美味しかった。

喫茶店のレスカって、なんで更においしく感じるんだろう。

そんな風に思った週末だったのでした。

そして、帰りに女性の店員さんと話すと、
彼女は、私が約2年ぶりとは思ってなかったそう。

「今度は、こんなに間を空けずに来ますね。
ごちそうさまでした」

そう挨拶して、お店を後にしました。

うん、また 「行きつけ」って胸張れるように(笑)、近いうちに行こう。

☆☆☆

この記事を気に入っていただけたら、サポートしていただけると、とても嬉しく思います。 サポートしていただいたお金は、書くことへの勉強や、書籍代金に充てたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。