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【書店さんを元気にする全国出張】金沢編 5/12 マッシさん

今朝、富山から金沢に入りました。そして、金沢駅周辺・野々市・白山・小松市の書店さんにご挨拶をさせていただきました。「元気にする」とかいっても、皆さんもともと元気なんですけどね。本を陳列してお客様にお薦めする仕事は楽しい仕事なのだと思います。

人さまのお役に立つ素敵な仕事ですよね。でも、現在の利益配分のシステムでは利益につながらないのです。鴨ブックスは出版社側から、この現状を変えたいと思ってます。だからパーパスは「書店さんを元気にする出版社」となります。

僕がお会いする書店員の皆様は、皆さん魅力的で元気です。そのお仕事にはもっと大きな対価が与えられるべきだと思っています。

いまグレゴリー・ポーターの「ムーヴィング」を聴いています。すべては良い方向にムーヴィングすることを願いながら。それでは、本日の出張報告をさせていただきます!

▼うつのみや金沢百番街店

▲スキマに読める気になる本
駅チカの書店さんならではの企画です。僕はこの出張でちょっとしたスキマ時間ができることが多いので、思わず手に取ってしまいました。4分で読めるショートストーリーとか、いまのぼくのようなシチュエーションではとってもありがたいです。物語は炭水化物だと思っているので、出張中は短時間で摂取できるとありがたいです!
▲noteでも有名なマッシさんは金沢在住
金沢の旅行ガイドと並んで、マッシさんの本が展開されていました。書店員さんの地元愛が伝わってくる展開です。金沢は美味しいものがいっぱい。今夜僕は金澤おでんをいただきましたが、一夜限りの滞在なのがもったいないです!

▼明文堂書店野々市店

▲金沢でもコミュニケーションの本は最早定番です
お店の入口にドカーンと展開しているビジネス本フェアの大きな島。そのなかでも入口に向けた一番目立つところに気持ちの「伝え方」の本が展開されていました。製造業が多く、一般的なビジネス書は売れにくいと言われている北陸地域ですが、話し方や書き方などの表現・コミュニケーションをテーマにした本は堅調に売れているそうです。
▲天井が高く、壁面の陳列も高い
見渡すと壁面に本や雑誌が見える店内。そこにいるだけでとっても気持ちが良くなる空間です。こういう書店さんが近くにあれば、本が好きな方にはたまらないだろうなって感じました。店内には座って本を読むスペースやカフェなどが併設されており、僕だったら休みのたびに行ってしまいそう。移住したくなりました。
▲文化の香りが漂う店内
お店の入口から通路の抜け感を写真に撮りました。本だけでなく文具や雑貨が売られていて文化の香りが漂います。その中核には、本があります!

▼うつのみや香林坊店

▲レジ何ある明治12年創業(宇都宮書店)の看板
不易流行を胸に地域の皆様に知性と情操をお伝えするという信念を体現した、売り場づくりをされていて小生は及ばずながら感動いたしました。
▲地元ゆかりの作家・泉鏡花の本を紹介
岩波文庫のベスト5というのが、本好きの方にはまたたまりませんね!
▲ゆかりの作家がずらり
泉鏡花本コーナーから少し目を移すと、地元にゆかりの作家の本がずらり。室生犀星の犀は、金沢を流れる犀川の犀。杏っ子から書店さん併設カフェの名称は「杏(あんず)」に決まったそうです。ちなみに、僕の娘の名前にも「杏」の文字が入っています。吉田健一さんがグルメな方なら知らない方はいないお名前ですよね!

(おまけ)自腹出張グルメ

▲金沢カレー発祥の店!? ターバンカレー
うつのみや香林坊店からほど近い、市街地のどまんなかにあるカレーショップ。学校帰りの女子高生がカウンターで「〇〇ちゃん、大盛?スゲー!」なんていう会話がなされていました。さらに学校帰りと思しき小学生が入店待ちしていました。地域密着。あぁ、生きてるなぁっていう感じがしました。写真はロースかつカレー(小)。カレーが美味しかったのは第一ですが、カツにかけてあるソースの酸味とカレーとの相性が抜群でした。キャベツも良かったなぁ。

明日は、福井におうかがいしまーす*\(^o^)/*


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