スタートアップ面接の秘訣!MVV共感で差をつける面接戦略
みなさん、こんにちは。HR Climbersです。
また今年もこの寒い季節がやってきました。
今年は暖冬と言われていますが、やはりこの時期になると朝晩は非常に寒いなと感じます。
年末年始に向けてみなさんラストスパートをかけてるかと思いますので体調管理をしっかり行い今年も乗り切りましょう!
さて今回は、スタートアップの面接対策において非常に重要な「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)への共感」を、どのように面接官に対してアピールするかに焦点を当ててみました。
自分のキャリアビジョンと企業の目指す未来がどうリンクするか。それらを踏まえスタートアップ特有の環境でいかに貢献できるか。という部分をアピールする事がポイントになり、スタートアップの面接に上手く対応できる秘訣になるので、気になる方は是非ご覧ください。
同じスタートアップでも企業毎に面接のプロセスは異なる
面接プロセスに関しては、当たり前ですが企業ごとに特色が別れています。
各企業が、自社で見定めたポイントや大切にしてる価値観をベースに面接の構成や質問を作成している為、完全に予測をして対応するのは難しいかなと思います。
スタートアップ企業においては、「シリーズ」「フェーズ」と言われるような、企業の規模感を表す独自の指標が存在します。
シード・アーリの組織規模が小さいスタートアップと、レイター以降の数百人規模のスタートアップでは当然見極めポイントは異なる為、やはり企業によって面接のプロセス等は異なってくるかなと思います。
面接対策において基本となる大切な事は、面接を受ける企業が、
どのような面接プロセスになっているか。
見定めたいポイントはなにか。
どのような人材を求めているのか
を可能な限り適切に理解し、それらに対して整理・言語化を繰り返し対策を練ることが非常に大切です。
スタートアップの面接で非常に重要視されるミッション・ビジョン・バリュー(MVV)への共感
企業毎によって面接プロセスや見極め観点や異なる。とお伝えしました。
一方で、今回のテーマでもある「スタートアップの面接」においては、多くの企業に共通する普遍的な見極め観点が存在します。それが、
「自社が掲げているミッション、ビジョン、バリュー(MVV)に共感があるかどうか」
という事です。
昨今ビジョン経営やパーパス経営がビジネストレンドとして席巻しており、多くの企業で身近なものになっていると思います。
もちろん大企業やリーディングカンパニーでもそれらは非常に大切なものであり、それらへの共感は非常に大切です。
但し、ある程度事業や組織が構築されている大きな企業よりも、短期で圧倒的な成長をしなければいけないのに、事業や組織が綺麗に整っていないスタートアップの方が、MVVへの共感が非常に重要になるといっても過言ではないかなと思います。
フェーズにもよりますが、基本的にスタートアップという企業体は、事業・組織などのアセット(素材)が全て足りていない状態です。
唯一スタートアップが対外的に発信できる強みが、その企業の想いやストーリーが詰まったMVVになります。
右往左往しながら事業や組織を作り上げていく事になるスタートアップでは明確なMVVを掲げて組織に求心力を高めていく事が非常に重要な為、MVVへの共感は転職希望者の方々へ求める最重要条件になるかなと考えています。
ではどのようにビジョンへの共感を伝えればいいのか。
その時にポイントになるのは、
「なぜこの会社を選んだのか」
「転職を通じてどのような自己成長を実現したいのか」
といった観点を整理して伝えていく事だと考えています。
突然ですが、例えばもしあなたが「医療業界のDXを推進するプロダクトを提供しているスタートアップの人事」であり、一人の転職希望者を面接している際に、
といった形で志望動機やあなたの企業への共感を伝えられたらどうでしょうか?
これはあくまで架空の例にはなりますが、おそらく、ただ「医療業界を良くしようとしているビジョンに共感しました。」と言われるよりも具体性があってポジティブに感じるのではないでしょうか?
このような形で、なるべく自分の原体験に紐づく形でビジョン等への共感を伝えていき、
具体的にどのように貢献しコミットするか。
その会社のポジションがなぜ自分のキャリアプランとマッチしているか
を説明すると、当該企業の選考を受けている「Why」がクリアになるため、非常に効果的だと思います。
ビジョンへの共感はもちろん、
・自分が求める経験と選考中のポジションの役割のマッチ度合い
・自分のキャリアビジョンとと企業のビジョン達成がどう繋がりがあるか。
をクリアに伝える事がスタートアップの面接においては非常に効果的であり、MUSTでアピールする部分ではないかなと考えています。
質問タイムに上手な質問をする事が自分を理解してもらう為に非常に重要
さらにもう1つスタートアップの面接を受けるにあたってのTipsをお伝えできればと思います。企業の面接においてほぼ必ずといっていい程、面接の最後に10分程で「なにか質問はありますか?」と聞かれます。
いわゆる候補者からの逆質問タイムですね。
この質問タイムを上手く使うことが結果として逆に自分をよりよく伝える非常に重要なポイントになります。
(もっと言うと人事はこの質問タイムで「なにを聞いてくるか」も非常に大切な面接の要素として見ています。)
ではどのような事をこの質問タイムで伝えるとよいのでしょうか。
我々は以下を伝えるとよいのではないかと思っています。
あなたがその企業についてどれだけ興味を持っているか
具体的に自分がどう活躍していくかを真剣に考えている事
例えばですが、質問タイムになった際に、ただ単純に「どんな人が働いてますか?」「今後どのようは取り組みをしますか?」などの質問をしてしまうと、自分が転職しようとしてる会社の事をなにも調べてないのでは?と人事に疑問を感じられてしまう事もあります。(もちろん一概には言えせんが。)
そうではなく、「会社の長期的な事業計画や組織作りに関する質問」を深くしっかりと伝える事で、その企業の戦略や事業構想、将来に対して真剣に考えていることをアピールする事ができると思います。
そして、そういった効果的な逆質問を行うためには事前に会社のIR資料や関連記事を研究し、具体的な内容の質問を準備することが重要です。
採用広報に力を入れている企業の場合、代表者や人事担当者がX(Twitter)やnoteをはじめとしたSNSなどで、情報を発信していることもあります。
ホームページと併せて、そのような発信情報もチェックすると良いかと思います。
正直、こういった事前準備は非常に大変です。
日々忙しく働かれているみなさんにとってハードルの高い準備なると思っています。
一方で、多くの人が時間がないからやらない。だからこそ、やる事で確実に面接での評価は向上していきます。
転職や就職は、自分の人生にとって非常に重要な選択肢の一つです。
その重要な選択肢に対して、対した調査もせずに前に進めようとする人は結局仕事に対しての熱量がそれくらいなのかな。と判断されてしまう事も多い事が実態かなと思います。
大変かもしれませんが、しっかり事前準備をした上で、質問タイムにする質問を解像度高く設計をしておく事で、自分の考え方や、真剣度合い、選考企業への想いをしっかりと伝えることができるようになると思います。
具体的な質問の例と、質問タイムでの注意事項
具体的にどんな質問をすると良いのでしょうか。
例えばですが以下のような質問は効果的なのではと思います。
このような質問をする事で、受け取り手にもよりますが、
企業などについて具体的且つ解像度高く調べる事ができる「リサーチ力」
自分の考えを伝えられる「主体性」
などをアピールする事ができるので、非常に効果的かなと思っています。
是非参考にして頂けたらと思います。
また、1点質問設計で注意して頂きたいのは、基本的には「給与や有給などのお休み、労働時間などの労働環境に対しての質問は避けるようにしましょう」という事です。
誤解しないで頂きたいですが、これらは非常に大切です。どんな方でも必ず気になります。
もちろん聞いて頂いても構わないのですが、面接官や先方企業との信頼関係がない1次面接などでこの質問を聞いてしまうと、せっかく自分の事をアピールする場なのに、
などと、相手が勝手に推察をしてネガティブに捉えられてしまう可能性が高くなってしまいます。
もちろんこれも一概にはそうではありません。逆にこういった事をハッキリ聞いてくれるんだな。という事でポジティブに感じられる場合もあると思います。
しかし、こういった質問はなるべく最終面接やオファー面談などなるべく後工程の面接プロセスでヒアリングするのがベストかなと思っています。
いかがでしょうか?
やや大変な部分もあるかと思いますが、面接を受けられる際には、この質問設計の部分をしっかりと考えて受けてみて頂きたいなと思います。
別途以下の記事の詳細な面接対策などもまとめていますので、より深く理解したい方は是非ご覧ください。
また、こういった面接対策や事前調査になるべく時間をかけずに、効率的に企業の事を理解したいのであれば、「その企業の事を詳しく知ってる人に聞く」がシンプルで正しいかなと思います。
我々HR Climbersは無駄な企業開拓はせず、1社1社丁寧にヒアリングして求人をお預かりしている為、非常に解像度の高い情報を持っています。
もし誰かに相談して進めたい。という方がいれば是非HR Climbersにお問い合わせ頂けたらと思います。
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転職は人生を左右する大きな岐路です。
将来や未来にも繋がりますし、条件面でプライベートの生活にも影響します。
一人で考え抜くのはとても大変です。
そんな時は是非、我々のようなエージェントに相談を頂きフラットな目線でどの企業がマッチしているのか。対策はどうすればいいうか聞いて頂きたいなと思います。
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