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書いてみたい「令和」

「令和」への改元が行われて5月1日から今年は「令和元年」になるわけですが、今回の改元は明るいムードで行われています。前回の「昭和」から「平成」への改元は昭和天皇崩御に伴うものでしたし、昭和63年の夏頃から容体が悪いという報道が毎日のように流されていて、多くの行事が自粛となっていましたので明るいムードの中での改元というわけではありませんでした。

明治時代になってから一世一元の制度となりましたので、明治→大正の改元も大正→昭和の改元も同様に時の天皇の崩御とセットでした。明治よりも前の時代では崩御を伴わない改元は当然ながら行われていましたが、大災害や日食などネガティブな雰囲気を払拭するための改元でした。

これまでの平成の時代も大規模な自然災害や悲惨な事件・事故もたくさんあり、決して幸せいっぱいの時代だったと振り返れませんが、それでも今回の改元は「平成」を忌んで忘れるための改元ではありません。改元後の新しい元号をみんなで明るく迎えましょう、という雰囲気は日本史上初めてのことであり、日本の歴史の新しい展開の一つとなるでしょう。

さて、この新しい元号を迎えると、それに乗じて同じ字や同じ読みを使ったネーミングが増えます。「令和」そのもの使うケースもあれば、「令」もしくは「和」のみ使ったりします。今年これから生まれるお子さんの名前にはたくさん使われるでしょうね。

あと一つ、起こりうる現象として想像しているのが、来年の年賀状及び今年夏の暑中見舞いが増えるのではないか、ということです。「令和」という文字を書いてみたい、使ってみたいという気持ちを簡単に満たせるのが年賀状では無いかと思います。ただ、年賀状ですと「令和二年」になってしまいますので、「令和元年」と書くには暑中見舞いや残暑見舞いとして今年中に出す必要があります。

枚数が年々減り続けている年賀状、そして個人ではほぼ出さなくなった暑中見舞いが今年と来年は増えるか、減少度合いが減るのではないかと思っています。

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