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「安楽侯」   本多裕樹 詩

「安楽侯」





恨みつらみもなくなり

スッキリする


何か、したのか

何か、ためたものを解放したのか


それより、体を動かし仕事する

なんとなく忘れもする


激情は詩になりうるが、

中年の男に恨む体力も無し


業も忘れるがいいし、

罪もめんどうだから許した方が時間を無駄にしなくていい


そんなわけで業はめんどうなものです

何もこだわらない方が自由には生きられる


ちょっと前、詩を書く人のブログを見た

スッキリしていて、悲しみもあった


若いのだろうね

若いから悲劇が描けるのだと知った


僕は、やっかいことからはさりたい

いつまでも悩むのはいいことだ若い人にとって


悩むのも体力をすごく消耗するし

それが益になる時代が青年時代だ


いつか昔、のある日

若い精神で頑張ろうというスローガンがあった


無理だと思ったし

檄を飛ばすにはいいだろう


いつまでも若くは居れない

若さは、青年時代は本の10年くらいなもの


老境に達しても

それで自由になれる


まだやり残したことのある人は

まだまだ、頑張ればいい


今、私も頑張っているが、

老体に鞭打って日々を生きる


働かないとお金も無いし

やっぱり働いていると自由もある


安楽生活をするために

私は働いているのだと思う最近このごろ


情熱はないかもしれない

そういう意味では老害なのかもね


情熱ある人は幸せであると思うよ

それで他人を愛することも可能だから


老境にあれば

後の人生は消化試合であるよ


安楽に

ただ、安楽に


日々を過ごせばいいい

無理しないでいいのだよ


安楽に

ただ、安楽に


自由に遊んでいればいい

少し働いて、酒でも飲んで安楽に過ごせばいい




令和5年7月26日ほんだゆうき記す

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