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「天文学」 本多裕樹 詩

「天文学」



天空を呼び、さまざまな星を見る

月は遠く

その光は、太陽からきたあのことを

日は改めて、詩の言葉が語られ

限りなく青い星の底に

何もあったかわからず

人よ、呼びつけ

星の数ほどの人々

月を見つめるバビロンの民よ

あの東の果てに思いを馳せよ

そして、詩人たちはその東の太陽を讃え

月の星を見て、世界を計ろうとした

天の測量は始まり、民はそこに行こうとした

天の果てに

限りなき青い空の果てへ

高き塔を建てて空をめざし

空の果てを見ようとした

天文学が始まり天空の旅が思考でできた時代に

限りなき空はどこまでも

秘密を明かし続けて

我らの世界は広がった

神々の臨在を知り

天空の法が理解するまで旅は続く

我らはどこまで行く

こうして次々に迷信は滅び

知性によって世界は理論つけられる

そして、その理をどう使うかが

世界の持続か

世界の滅亡がか選択の点を

我らに突きつけられた

それは力を持ちすぎた人類の運命であった

我らは平和か死かいったい

どちらを選ぶのだろうか

星はそう教えるのだった

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