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サウナに入るだけで認知症を予防できるかもしれない

 サウナは、高温の室内で汗をかく入浴法で、フィンランドが発祥と言われています。

 近年、日本でもサウナブームが到来し、サウナ愛好家が増加しています。サウナの魅力は、何と言ってもその健康効果です。サウナに入ると体温が上がり、血行も促進されます。これにより、発汗作用が活発になり、老廃物や毒素を排出することができます。

 そんな健康効果の高いサウナですが、最近では「認知症のリスクも低下させるんじゃない?」ということで注目されているので調べてみました。

フィンランドの研究1 認知症リスクが66%低下?

 この研究は、フィンランドの中年男性を対象に、サウナ浴の頻度と認知症・アルツハイマー病のリスクとの関連を調査したものです。研究には2,315人の男性が参加し、週のサウナ浴の頻度に基づいてリスクが評価されました。

 結果では、サウナ浴の頻度が高いほど、認知症とアルツハイマー病のリスクが低いことが示されました。特に、週に4回以上サウナに入ることで、認知症の発症リスクが66%減少し、アルツハイマー病のリスクも65%減少しました。

 「え、週に4回以上入らないといけないの?」というわけでもなく、サウナを週に1回利用する人に比べて、週に2~3回利用する人の認知症リスクは21%も低くなることがわかっています。頻度が高くなくても十分認知症に効果があるみたいですね~。

フィンランドの研究2 適度なサウナが効果的?

 この研究では先程よりも大規模に13,994人の男女を対象とし、最長39年間追跡調査が行われました。

 研究結果としては、サウナを月に0~4回利用する人に比べて、月に9~12回サウナを利用する人は、認知症のリスクが21%も低下することがわかった。しかし、月に13~30回利用するヘビーユーザーの認知症リスクはそれ以上低下するわけではなかった。

 ということで、前の研究とは違ってたくさんサウナに入ったからといって認知症に効くわけではないらしいですね。週に2,3回など適度にサウナに行くのが一番効果が高そうな感じ。

 サウナ好きにはめちゃくちゃ嬉しい話でした。

引用 1 2

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