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お金がないひとのための住宅ローン入門

お金もないのに300万で家を買う!と決めた僕ですが、今回は「どうやって住宅ローンに挑んだか」を紹介します。

これまでの経緯は、以下の記事を参照ください。


住宅ローンはどこを選ぶべきか?

いきなり結論からいうと、お金がないひとはJAバンクへ相談に行きましょう。それはなぜか?について書きます。

家の価値がゼロになる

たとえば2,000万の家を建てたとして、20年後に家の価値がゼロになるのが日本という国です。

この場合、家の価値は1年ごとに100万ずつ減っていき、もし20年後にライフスタイルが変わり引っ越したいと思っても、築20年の家はただ当然の価格でしか売れないのだ(=土地だけの値段になる)。

築20年問題

先に述べた、売り手を襲う「築20年問題」だが、家を買う立場で考えると次の2つの意味がある。

1)土地だけの値段で古家が買える
2)古家には資産価値がないので、住宅ローンが通りにくい

家を探し始めた頃から、家が実質タダで手に入る 1)の事実には気付いていた。そして住宅ローンは、年収の5倍を目安にという情報も得ていた。なので300万の家なら住宅ローンは楽々組めると思っていた。

が、誤算だったのは、2)の資産価値のくだり。ようやく気にいる物件を見つけて、銀行に融資の相談に行っても軒並み断られたのであった…。

ダメ元で仮審査を申し込むべからず

最初に見つけた物件は築100年ほどの古民家。金額も予算内だったので内覧したのち申込みをした。そこからが悪夢を見るようなステップで、住宅ローンの事前審査を申し込んではことごとく断られる日々。10軒くらい銀行を当たったあと最終的に気付いたのが、

・古民家は建物としての資産価値がゼロなのでローンの担保にならない

・都会の土地は高いし売りやすいので資産価値があるけど、田舎の土地は安くて流動性が悪いので担保にならない

・ネットでのローン事前審査は、年収や築年数に基準があり、要件を満たさない場合すぐに断られる

ということ。そして一番ダメージを受けたのがこれ。

・住宅ローンの事前審査に落ちた事実が、業界内で共有される

一回審査に落ちたら、その後6ヶ月は要注意人物としてリストに残るというのだ。そんな事とはつゆ知らず、メガバンクやら地方銀行やら信用金庫やら、手当たり次第、相談したのが逆効果だったとは。。

あとで分かった正攻法は、
金融機関の窓口へ相談に行き、自分は事前審査が通りそうか否か、を口頭でヒアリングする。

この方法なら、無駄に信用情報にキズが付かないのでオススメ。でも、審査に通らない事実が「自分は信用に足らない人間なのか...」という苦悩に変わることも付け足しておこう。

【結論】住宅ローンはJAバンクで

冒頭の話に戻って、お金がないひとはなぜJAバンク(以下JA)へ行くべきなのか。それは、窓口の担当者が親身で相談に乗ってくれるからだ。

JAには「無担保住宅ローン」という商品があって、これは建物や土地を担保にせず、本人の年収(150万以上)や状況(勤務年数)などを審査の対象にする、低所得者にもやさしいローンだ。(その分、金利も少し高いけど)

この提案をしてくれたおかげで、家を購入できたんだから、もうJA様々である。

思うに、JAは昔の農協であり、地元密着・生活密着型だからこそ、利用者にやさしいのではないか。ということで「JAさん、ありがとう!」という感謝のことばで締めさせていただきます。

▼つづきは下記リンクから


住まいの選択肢を広げるべく、理想の家を探す旅をしています。