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【ゲームレビュー】春ゆきてレトロチカ「まさにやるドラ。現代のメモリ容量で実現したミステリアドベンチャー」【Switch】

※本レビューはネタバレを含みます。また、個人の感想によるものです。


※公式のガイドラインに基づき引用画像は4章終了までのものに限ります。また,5章以降のネタバレは明言を避けます。


【Chatgptによる要約(一部手作業で修正)】

このゲームは美麗なドラマと
推理システムが特徴。
ドラマの明度や光の効果にこだわり、
導線の良い推理パートも魅力。

BGMとSEが作風に合い、
失敗時のコメディ演出も充実。

一方で、大正時代の言葉遣いが違和感あり、
エラー落ちが多発。
終盤のキャラクターに感情移入が難しく、
プレイ時間は13時間。


【評価/10点】

8点


【公式サイト】


【良かった点】

・明度にこだわった美麗なドラマ

「みるドラマから、やるドラマへ」
というテーマで
PS時代にやるドラシリーズがあったが、
本作はまさに「やるドラマ」。

実際にドラマ撮影を手掛けているスタッフが
関わっているため
今日のサスペンスドラマや映画
と比べて遜色ない映像美である。

特に光の加減や明度へのこだわりを感じ、
よく見ると細部に至るまで
ハレーションのような特殊効果を
細かくのせている。

全編フィルム調のムービーで構成されている
光のエフェクトが細部まで光る


・導線の具合がちょうどいい推理システム

本ゲームは3つのパートに分かれている。
問題編
では、
事件の映像を観て手がかりを入手する。

推理編では、
問題編で入手した手がかりを
組み合わせて仮説を導き出す。
さまざまな仮説を導き出すことで、
正解の選択肢がどれか
わからないこともある。

解決編では、
推理編で導き出した仮説の中から
自分で一本の筋道をたてて、
事件の真相を暴く。
誤った仮説を選ぶと即バッドエンドになる。

推理編で複数の仮説が導き出されることで、
ミスリードに引っかかることもあり、
自分の頭である程度は
考える必要があるのが面白い。


・作風にあったBGMとSE

日本風の楽器(琴や鈴や太鼓?)
をベースにしたSEは
大正時代を描く作風に
ふさわしく心地が良い。

BGMも大河ドラマ調の
静かなオケ風サウンドで
邪魔にならない程度に
雰囲気を演出している。

メニュー画面の用語解説にもこだわりが感じられる


・推理失敗時のコメディ演出

誤った仮説を選ぶと
即バッドエンドになってしまう。

一本道のシナリオなのは残念だが、
失敗時の演出が毎度毎度作られているのは
地味にスゴイ。

想像だが「全裸監督」の監督が
携わったからこそ
このようなコメディ調になっているのかな?と思った。

パターンはだいたい同じだが
もっとちゃんと考えて!
と怒られて終了
はじめて見たときは笑う
唐突なEND



【イマイチだった点】

・大正時代の再現に違和感

大正時代を描くシナリオが
半分程度を占めているが
言葉遣いが完全に現代語
であるため違和感がある。

話を分かりやすくするためにあえて
現代語にしているのであろうが
大正だけ際立ってチープに感じてしまった。

確かに服装や小道具は
大正っぽくなっているが
言葉遣いは現代語そのままなので違和感


・エラー落ち

一番の問題点。
推理の組み立て画面において
たびたびエラー落ちが発生し、
クリアまでに4回もエラー落ちがあった。

この画面はドラマがダイジェストで
表示されるようになっているが
シーンを高速で切り替えることができる反面
処理が追い付いてないため
エラー落ちするのかなと感じた。

Switchのスペックが追い付いていない
故かもしれないため、
加納であればPS5でのプレイを推奨する。

エラー落ちはすべて
この推理画面だった。
Switchには高負荷なのかも


・終盤で感情移入しづらい点がいくつか

完全なネタバレは伏せるが
不老の果実をめぐる物語が本筋のため、
人一倍長く生きている人間が登場する。

しかし、長く生きている割にキャラクターに
リアリティが感じられず、
本当に100年間生きているのか?
という疑問がわいてしまった。




【プレイ時間】

13時間

アドベンチャーゲームの
ボリュームとしてはちょうど良い。
配信可能な4章までで約8時間
5章、6章、終章で約5時間
という配分でした。

ただし、
本作はフルプライス7480円と強気価格。
スクエニは四半期に1度程度
セールをやっており
本作は60%OFFの約3000円で買えるので
セール時に買うことをオススメします。


【まとめ】

全編美麗なドラマによる推理ゲームは
10GB程度の大容量化が可能な現代になって
初めて可能になったともいえる。

推理アドベンチャーとしても
多少の歯ごたえを感じつつも
苦戦はしない程度の
バランスに調整されている。

言葉遣いやキャラクターへの違和感、
エラー落ちなどの問題はあるものの
映像美や音楽の豪華さは
他のゲームと一線を画すため
十分にプレイする価値のある
アドベンチャーゲームといえるだろう。

【備考】

採点基準

10点:人生が変わるレベルのゲーム。買え!
9 点:超良作。買うべき。
8 点:良作。興味があるなら買ってほしい。
7 点:問題もあるが、総合的には面白い。
6 点:平凡で遊べるが、特に勧めはしない。
5 点:良い部分あれど総合的には良くない。
4 点:面白くない。
3 点:プレイするのが苦痛。
2 点:まともにプレイできない。
1 点:1点以下をつけることはおそらくない。


筆者のシリーズプレイ歴

シリーズ作なし


筆者のひとりごと

AIを記事作成に何とか活用して
見たかったのですが、
いろいろ注文してみても
「そうじゃないんだよなぁ」
とあまり活用できず・・・。

なんとかAI要素を入れたかったので
記事の頭に要約を入れてみました。
要点はとらえていて自然な表現
だと思います。

ちなみにnoteのAI機能には
使用回数制限があるので
ChatGPTを活用しています。

Bardにも聞いてみたけど
Bardは要約がまだできないみたい・・・?

プロンプトにも調整の余地があるかもなので
今後も何らかの形で活用して
記事作成速度を上げていきたいです。

なんといってもクリアしたものの
レビューしてないゲーム
がまだまだありますからねぇ・・・。

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