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IB グローバルカンファレンス

毎年3月にある、年一度のイベント、アジア太平洋地区の教職員を対象にしたIBグローバルカンファレンスにやってきた。

今年は韓国大邱テグ市で開催

世界に広がるIBは、一応、エリアを3分割している。「欧州アフリカ」「南北アメリカ」そして「アジア太平洋」の3地域だ。

初めてカンファレンスに参加したのは、うちが候補校だった頃なので、もう10年位前になるが、その時は、インドのハイデラバードという街まで出かけた。
今の所、最初で最後のインド旅だった。何しろ勝手が色々わからないので会場までたどりつくのもひと苦労だったが、IBコミュニティーが本当に国際的な組織だということが良くわかった。
日本まで帰ってきた翌日にお腹の調子が悪くなり・・・あれほどのことはそれこそ最初で最後の経験だった。
インドをよく知る友人が「Deli Bellyは一度やれば免疫がつくから次は絶対に大丈夫」と言っていたが、あれは絶対にトラウマレベルで・・・

会場までたどり着くのもひと苦労

パンデミックの期間はさすがにカンファレンスもオンラインイベントになったが、昨年のアデレード大会から復活した。
今時は、旅行も、カーボンフットプリントといって、特に飛行機での移動など、いわゆる環境破壊につながるから、こういうリアルなカンファレンスを辞めるべきだと声を上げているIBティーチャー達もいるようだが、それでもリアルに人と出会い、こうして目的を共にする人たちが集まって学ぶことは個人的にはあってもいいと感じている。
これだけ人が実際に集まるのはリアルな出会いの場を参加者が求めていることを表している。

問題は、このイベント、割と参加費が高くて、3日間のイベントでチケットがひとり18万位かかる。旅費や宿泊費を入れれば、相当な出張費となるが、それでも今回1,300人のキャパが売り切れでキャンセル待ちが150人以上いたというのだから、IBがいかに世界に広がってきているか良くわかる。以前は、チケットのソルドアウトは普通なかったので。

参加者の動向から感じ取れる最近の関心事は、
「生徒と教師のウェルビーイング」「AI、Chat GPTを生徒が利用することをどの位許容するか」など。
話を聞いていても、生徒がいわゆるスマホ依存症になっているというのは、どの国も同じみたいだ。

自分はIBから受けている役職の関係で、他の地域のカンファレンスにも出ることがある。
昨年10月のヨーロッパ地域のカンファレンスはダブリン、今年は6月に南米のコロンビアで初のグローバルカンファレンスにも呼ばれている。
長距離の出張もだんだん身にこたえる今日この頃ではあるが、IBのおかげで色々な経験をさせてもらえるのはとてもありがたい。

日本国内だけにいることを考えれば、否が応でも視野が広がる。
今回も知り合いの幼稚園関係者が日本から来ていたが、みなさん英語がわからなくても、何より雰囲気が楽しいと言っていたし、さらには英語がわからなくても、今はアプリでスピーチを同時通訳してくれるものもあるらしく、
要はやる気次第で価値あるものに出来る時代になっている。

当然、積極的な人はカンファレンスの前後に観光を入れたり、夜は地元のお店に出かけて行ったりと、そういうことも出来るし、実はそういうことも教師としては重要な学びになると思う。すべてIBならではの経験。

来年はシンガポール、その翌年か翌々年が日本開催の予定だ。その頃までにIBがまたどのくらい広がっているか、今からとても楽しみ!
ぜひみなさんIBコミュニティーに参加してください!

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