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チックとトゥレットの話しの続き

引き続きチックとトゥレットのことです。

これは、子供のころに現れ、大人になるにしたがっておさまってきます。

完全になおることは少ないのかもしれません。つまり、大人になっても時たま再発して、チックを行ってしまいます。

チックが単なる「癖」とは違うのは、それをしないとどうしても何かがおかしい、違和感が強いということがあるかどうかです。

癖というものも多くの場合はチックの一種であるとも言えます。

動作や音声を発するもの、これらのどれかを繰り返し行ってしまうチック。

こうした症状が1年以内に消失するものを一過性チックと呼びます。

一過性のチックは、その症状を観察するのが困難なこともあり実数の把握が非常に難しいです。

しかし、クラスをもつ教師であれば、クラス内にどれだけ動作や音声チックがいるのかはなんとなくわかるでしょう。

つまり、実際はものすごく多くの人が一時的にでもチックを持っています。

例えば学校のクラス内で担任が1年を通して様子を見ていると、それは1割以上の生徒に見られると言っても良いでしょう。

最近ではこれらの理解がひろがっていますね。

YOUTUBEでその症状のまま発信する方も多くいて、その他のSNSでもトゥレットの説明などを発信される方が多くいます。

今後は障がい者やその家族によるYOUTUBEでの発信も話していきます。それは学校教育を語るに非常に重要だからです。

運動性か音声チックのいずれかが1年以上続くものを慢性チックと呼びます。

慢性チックはクラスに1人程度います。

同じ1つのチックを続けるだけではなく、ある日から他の種類のチックに移ってしまうこともあります。それも含めての1年以上です。同じチックを1年以上ではなく、なんらかのチックが常にある状態です。

つまり、最初は鼻をすするチックでしたが、ある日から咳払いに変わっていったというようなことです。

また、チック症状のある人は、他の人のチックをマネはじめることがあります。そして止まらなくなります。

性的な行動や、外見では見られない内的な行動もありますが、内的な行動の場合は動作や音声には表れないので、精神的な問題へとかわっていきます。

👇治すではなく、おさえる方法です。

さらに、トゥレットの話しです。

トゥレット症候群とは、この動作と音声のチックが両方とも1年以上続く症状です。

目立つトゥレット症候群の子供は1学年に1人程度がいます。

大きな規模の学校では3学年で数人が常にこの症状で苦しんでいます。

今思い返せば私はトゥレット症候群でしたが、親はそんな症候群や症状のことを知らなかったこともあり、チックやトゥレットのために通院したことがありませんでした。

引き続き、日にちはとびとびになりますが、このチックとトゥレットに関しても話していきます。

なぜこの話しをするのか?

私は克服したとまではいきませんが、高校卒業以降ではその後あまり問題になるほどの症状もなくなりました。その一例の提示は、今お困りの子供や親に少しでも役立つかもしれないからです。

今後も引き続きチックとトゥレットのことを話して行きます。

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